ポップカルチャー、ファッションアイコンとして、世界中の誰もが知る「バットマン」や「スーパーマン」を生み出したDCコミックスが、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に続いて送り出す"DCフィルムズ"第2弾『スーサイド・スクワッド』が9月10日(土)に公開される。
本作で主人公となるのはバットマンらに捕まり、死刑や終身刑の判決をくらったヴィラン(悪役)たち。DCコミックスを代表する人気ヴィランたちが集結する中、ひときわ存在感を放ち、圧倒的な強さ・知名度を持っているのが、泣く子も黙るスーパーヴィラン ジョーカーだ。DCコミックスの中で、"悪の象徴"とさえ言われるジョーカー人気の理由は、"バットマンを生んだ原点"と 人気を確固たるものにした"オスカー俳優"たちにあった。
ジョーカーとは、世界で最も有名なヒーローの一人・バットマンの宿敵で、緑色の髪と大きく裂けた口で笑いながら奇行を繰り返すというクレイジーなキャラクター。コミックスでは、なんと75年以上も前の1940年に、バットマンシリーズ最初のヴィランとして登場した。さらに1989年に公開された映画『バットマン』では、ジョーカーはバットマンの両親を殺した人物として描かれ、その事件をきっかけにバットマンはヒーローを志すことから、いわば"バットマンを誕生させた張本人"とも言える。バットマン誕生の原点であり、その歴史を担う重要キャラクターとして魅力を感じ、ファンになっていく人も多いのだ。
そんなジョーカー人気をさらに押し上げたのは、このキャラクターを演じてきた歴代のオスカー俳優たちだ。
奇才ティム・バートン監督が手掛けた『バットマン』(1989)でジョーカーを演じたのは、歴代最多12度のアカデミー賞ノミネート、3度の受賞歴がある、言わずと知れた大物俳優ジャック・ニコルソン。彼はこのジョーカー役で、製作費の半分をギャラとして貰ったという逸話を残している。
Batman (1989) Official Trailer
さらに、名匠クリストファー・ノーランが手掛けた大ヒット作『ダークナイト』(2008)でジョーカーを演じ、アカデミー賞助演男優賞を始め、その年の映画賞を総なめにしながら、若くしてこの世を去った故ヒース・レジャー。彼は役作りのため1カ月間ホテルに閉じこもり、徹底してジョーカーの狂気さを表現した。
The Dark Knight - Original Theatrical Trailer
この二人の怪演によって、世間では"チャレンジすぎるジョーカー役は名優の証"というイメージも生まれるようになった。
そして、本作でこの伝説的なキャラクターに挑戦するのは、同じくオスカー俳優のジャレット・レト。圧倒的な演技力とストイックすぎる役作りで、ハリウッド屈指の実力派俳優として知られる彼も、このジョーカー役には大きなプレッシャーを感じたという。レトは「オファーをもらったときは興奮と怖さが同時に湧き上がりました。"ジョーカー"という名前を聞いたとたん、僕は未知の領域へ行かないといけないと悟ったんです」と、この役に恐れおののいたことを明かした。しかし、その一方で「『ジョーカーについて、まだ分かっていない部分は?誰もやっていないことで僕に何ができる?』と、"限界を押し広げたい"という僕の一面も即座に反応しました」と、ジョーカーに挑戦できる喜びも語っているのだ。
『スーサイド・スクワッド』キャラクター特別映像(ジョーカー)
75年以上もの間、世界中の人々を魅了し続けるスーパーヴィラン・ジョーカーが、本作でも"敵か味方かさえも分からない"クレイジーな暴れっぷりを見せる。演じるオスカー俳優ジャレット・レトも震えたジョーカーの魅力を劇場で見逃すな!
映画『スーサイド・スクワッド』は2016年9月10日(土)全国ロードショー
(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
■映画『スーサイド・スクワッド』公式サイト
suicidesquad.jp
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