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ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然の掟と共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを謳いあげる感動の生命讃歌『ジャングル・ブック』が大ヒット公開中だ!この度、本作において唯一実際には存在しない謎のキャラクター"キング・ルーイ"が、チラリと映る衝撃の映像が解禁となった。
https://youtu.be/pGPB_3aIHUU
暗がりの中、不気味に響く低い声とチラリと映る大きな手。そして次第に姿を現す大きな影...。今回の映像で映し出されたキャラクターが、本作の中で唯一実在せず、謎の多い存在として異彩を放つ"キング・ルーイ"だ。このキャラクターについて、ジョン・ファヴロー監督は、「ウォルト・ディズニーは、僕みたいな誰かが今作を手がけるのに難しくなるようなことをした。それは、オラウータンをジャングルに置いたことだよ。彼らはジャングルにはいないんだ」と語る。
そう、オリジナル版キングルーイはオラウータンとして登場するにもかかわらず、実際には、オランウータンはジャングルに存在しないのだ!モーグリ以外の動物たちとジャングルの表現を極限までにリアルに表現している本作において、存在しない動物を作品に登場させることは大きな壁となった。まさにそれは、オリジナルをどう超えてくるかを期待しつつ向けられる、ウォルト・ディズニーからの挑戦状といっても過言ではなかった。
この問題を解決する為に、スタッフ達は様々可能性を探り、リサーチを繰り返した。その結果行きついた答えが、"ギガントピテクス"だった。ギガントピテクスは、インドやその周辺のアジア地域のジャングルに生息していたといわれている未知の生物で、イエティやサスカッチなどと似た巨大なオラウータンのような生物。ギガントピテクスの存在が分かった時、監督は一気に制作のイマジネーションが沸いたという。
クリストファー・ウォーケン(『パルプ・フィクション』(94)海外版予告編より)
そんなキング・ルーイを演じているのが、アカデミー賞俳優で個性派のクリストファー・ウォーケンだ。実は彼の存在も、このキャラクターの誕生に大きく関係している。架空の生物の様相に、一部クリストファー・ウォーケンの顔の表情を利用しているのだ。VFXスーパーバイザーのダン・レモンによると、録音中のウォーケンの演技に加え、『パルプ・フィクション』(94)や『トゥルー・ロマンス』(93)における彼の演技も研究したそうだ。
ウォルト・ディズニーの遺作となったオリジナルのアニメーションを、主人公のモーグリ以外全てCGで描き出すという、前人未到の領域に挑戦をした本作。様々な困難が立ちふさがる中、スタッフ達は様々なテクニック、そして最新の技術を使用して、大きな壁を乗り越えた。劇場に足を運ばれる際には、是非このスタッフ達の努力をチラッと思いながら覧いただきたい。
『ジャングル・ブック』は大ヒット公開中
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『ジャングル・ブック』予告編
Pulp Fiction Official Trailer(https://youtu.be/s7EdQ4FqbhY)
■『ジャングル・ブック』公式サイト
Disney.jp/junglebook
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