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世界中の名だたるクラブのユース世代が日本に集まり対決する「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」の決勝戦、FCバルセロナと大宮アルディージャジュニアの試合後に起きた選手同士の心の交流が、「フェアプレイ精神に溢れている」と世界中で絶賛されている。
https://youtu.be/BBtfGncukZc
2013年にスタートし4度目となる大会にはU-12世代のユース世代16チームが参加し、6月28日の決勝で対戦したバルセロナと大宮だが、試合結果は1-0でバルセロナが勝利。試合終了間際も44分に決勝ゴールを決められるというショッキングな敗戦ということもあり、勝利に歓喜するバルサユースと大宮の選手たちの試合後の明暗は明らかだった。
あと一歩までバルサを追い詰めたということもあるだろう、崩れ落ちるように悔しさをにじませる大宮の選手たちに、バルセロナの選手たちが駆け寄り、大宮の選手たちを励ました。言葉は通じないかもしれないが声をかけハグをし対戦相手を讃えている。
ネット上でも世界中から「素晴らしい光景」「本来のサッカーの目的だよ」「これが一流の振る舞い」「子供たちに心の底からリスペクトする」「大人への教訓だ」「コーチたちの教育も素晴らしい」といったバルセロナユースの紳士的な態度への賛辞の声とともに、「大宮は誇りをもっていいよ。あのバルサに1-0のスコアは立派」「日本はこれから強くなるな」といった大宮への応援の言葉も寄せられている。
イニエスタ、メッシなど多くの一流プレイヤーを輩出してきたバルサユースは、プレイヤーとしての帝王学と同時に寄宿舎で生活しながら人としての教育も行うことで知られる。
「10年後のこの子たちの姿が楽しみ」「このまま大人になって欲しいね」という声の通り、いずれ世界で活躍するであろう選手たちにとって、このフェアプレー精神は勝敗以上に将来に向けての大きな財産になりそうだ。
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/08/31/u12/