歌手のクリス・ブラウンが、凶器を用いた威嚇容疑で30日に逮捕された。同日未明に女性からの通報を受けた警察はクリス・ブラウンの自宅へ急行。現場では、長時間にわたってこう着状態が続いた後、家宅捜索が行われたという。


27歳のクリス・ブラウンは、身柄を確保される前に、何も悪いことはしていないと主張するコメントをインスタグラムに投稿しており、彼が目を覚ました時にはロサンゼルスのサンフェルナンド・バレーのターザーナ近郊にある自宅の外に警察がいたという。

クリス・ブラウンの自宅前で、ロサンゼルス市警のクリス・ラミレス警部補が報道陣による囲み取材に対して「彼は強盗殺人課に引き渡されている。逮捕容疑は凶器を用いた威嚇となるでしょう」と語っている。

ラミレス警部補は、まだ捜査中であるとして、クリス・ブラウンの容疑に関する詳細は明かしていない。これまでに、ゴシップサイト「TMZ」や地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」ではクリス・ブラウンが女性に銃口を向けたと報じており、この女性はその後現場を立ち去ったという。

午前3時頃に掛かってきた通報に応じて出動した警察は数時間もクリス・ブラウンの自宅前で待機した状態となっており、捜査令状が発行されるのを待って午後から自宅の家宅捜索が開始された。

家宅捜索中には、警官やマーク・ゲラゴス弁護士と共に玄関前に立っているクリス・ブラウンの写真が「TMZ」に掲載されている。ロイター通信では、ゲラゴス弁護士からコメントを得ることはできなかった。

「俺は寝てなくて、あの忌々しい夜更けに目が覚めたらいろいろと群がっていた......ヘリとか、門の外にいる警察とか」。自宅前に警官が駆け付けた頃、クリス・ブラウンはインスタグラムに投稿したビデオの中でこのように語っている。

「お前らが、俺をそこらにいる悪役だとか、俺が狂ったみたいに扱って遊んだって構わない......令状でも何でも必要なものを取ってこい。ここに入ってきても、お前らは何も見つけられないさ、間抜けども」と彼は続けている。

2009年、クリス・ブラウンは当時のガールフレンドだったリアーナを暴行しており、長期にわたった保護観察や地域への奉仕活動、ドメスティック・バイオレンスに対する講義が2015年に終了したところだった。

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