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カナダ版アカデミー賞とされる2016年度のカナダ・スクリーン・アワードにおいて8部門にノミネートされ、そのうち視覚効果賞、録音賞、音響編集賞の3部門に輝いた戦争アクション映画『ハイエナ・ロード』が10月1日(土)より公開される。
https://youtu.be/ubjR-6PF4Eo
本作が描き出すのは、アフガニスタンに駐留するカナダ軍だ。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に端を発するアフガニスタン紛争において、カナダ軍は最も危険な地帯とも言われるカンダハルでタリバン掃討作戦の任務に従事しており、2011年までの駐留期間で犠牲となった兵士は実に150人を超えている。
本作の監督・脚本を務めたポール・グロスはそうした事実を踏まえ、製作にあたって徹底的な取材を敢行。脚本の構想段階でアフガニスタンへと渡り、長期間カナダ軍の前線基地に滞在し、死の危険をはらんだ基地の外のパトロールにも参加、任務の苛酷さを思い知らされたと語る。
こうして兵士たちへの取材を重ねて描き上げられたのは「1,000の実話に基づくストーリー」と話すほど、リアルで緊張感に満ちた物語だ。カナダ映画としては異例の約15億円の予算を投じて完成した本作は、圧倒的な迫力に満ちた戦闘シーンの連続と、スリリングなドラマに彩られた傑作アクション映画、そして現代を生きる我々が刮目すべき戦争映画として見事に結実している。
イスラム系武装組織タリバン発祥の地と言われる、アフガニスタン・カンダハル。至る所に地雷が仕掛けられた危険地帯で"ハイエナ・ロード"と呼ばれる復興道路建設の任務に従事するカナダ軍の兵士たち。狙撃部隊の精鋭ライアンは、ある任務中に敵の総攻撃を受けるも、偶然逃げ込んだ村の長老により命を救われる。極秘任務を帯びた情報将校ピートは、ライアンを救った長老が地元の有力者たちにも絶大な影響力を持つ<伝説の戦士>であると確信し、任務のためにライアンを伴い彼との接触を試みる。「自分の銃弾がいつか世界を変える」と信じるライアンと、一見柔和ながら時に「任務のため」と冷徹さを見せるピート。果たしてピートの任務の真の目的とは?殺し合いが日常と化した過酷な環境の中、2人を待ち受けるものとは?
映画『ハイエナ・ロード』は10月1日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
※「世界中のガツン!とくる映画集めました。」をテーマとした特集上映「WEC(ワールド・エクストリーム・シネマ)2016」の一作品として上映。
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