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行って帰ってくるだけなのに! トラブルまみれの往復を描く映画ご紹介 『マッドマックス』に『超高速!参勤交代』などなど
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行って帰ってくるだけなのに! トラブルまみれの往復を描く映画ご紹介 『マッドマックス』に『超高速!参勤交代』などなど

2016-09-11 15:00

    2014年に大ヒットを記録した映画『超高速!参勤交代』が"超高速"でリターンズする!続編『超高速!参勤交代 リターンズ』が劇場公開中だ。


    主人公は、わずか1万5000石の弱小貧乏藩・湯長谷藩の藩主である内藤政醇。前作では、幕府から突然参勤交代を命じられた湯長谷藩士たちが、金も時間も人手もない中、奇想天外な作戦で見事参勤に成功するが、そもそも参勤交代とは、"参勤"だけでなく、藩に帰る"交代"まで終えてこそ完結するもの。今度は故郷を目指し、ゆっくりと江戸を出発した一行でしたが、その道中、湯長谷藩で一揆が起きたという知らせが入り、彼らは行きの倍の速さで帰るはめになってしまう...。


    前作に引き続き、内藤を演じる佐々木蔵之介は「倍走れ、と。スピードも倍で走りました。川も渡りました。またふんどしです」と続編でのハードな撮影についてコメントを寄せており、参勤の道中で殿と出会い、恋に落ちた飯盛女・お咲を演じる深田恭子は「こんなに人に説明しやすい作品は無い、今度は交代で帰りですとわかりやすい」と本作の設定を端的に紹介している。前作以上にトラブル多い本作だが、深田が語るように、ストーリーの設定は簡単!江戸時代に実際に行われていた参勤交代の道中を描いているので、藩から江戸に行って帰るだけなのだ!しかし、道中で起こる数々のトラブルや障害を乗り越えるごとに、主人公の葛藤や、仲間たちとの絆が深まり作品により一層の深みが加わっている。

    この度、本作のように、往復するだけなのにもかかわらず苦労が多すぎる壮絶な行き帰りを描いた作品をご紹介しよう。

    『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)

    資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。まさにベストオブ行き帰りともいえる作品。奇抜な登場人物たちのエネルギッシュさ、そして心の熱さに圧倒されること間違いなし!

    『風が強く吹いている』(09)


    高校時代に天才ランナーと呼ばれながらも、事件を起こして陸上から遠ざかっていたカケル(林遣都)。ひざの故障で陸上の道をあきらめた元エリートランナーにして、寛政大学陸上競技部のリーダーでもあるハイジ(小出恵介)は、そんなカケルを陸上競技部にスカウトし、ひそかに抱き続けていた箱根駅伝出場の夢を実現させようとする。標高の高い山を上っては下る箱根駅伝。その上りの過酷さに苦しめられた選手は数知れず。この作品ではそのような状況のなかで必死に走り続け、そして闘い続ける選手たちを強く美しく描いている。

    『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)


    1985年。友人の科学者ドク(クリストファー・ロイド)と知り合った高校生マーティ(マイケル・J・フォックス)は、彼が愛車デロリアンをベースに開発したタイムマシンを見せられる。試運転を始めようとしたところに、ドクに恨みを持つテロ集団が襲い掛かる。銃弾を浴びて倒れる彼を見たマーティはデロリアンで逃げ出し、そのまま1955年にタイムスリップ。デロリアンの燃料切れで1985年に戻れなくなったマーティはその時代に生きるドクに助けを求めて帰ろうとするが、まだ高校生である母親にホれられてしまう!未来に帰りたいけど、かき乱してしまった過去を戻さなければいけない...。帰る苦悩だけでなく、時代のねじれに振り回されるところが面白いと高評価。

    『インセプション』(10)


    コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に"インセプション"と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。ミッションを遂行する夢の世界はとてもリアルに構成されながらも、夢らしく漠然としており、それは見ている観客までどれが現実なのか夢なのかわからなくなってしまうほど!そんな複雑な世界を舞台に登場人物が不可能な仕事を成し遂げ、無事帰ることができるのか注目だ!

    『はやぶさ 遥かなる帰還』(12)

    2003年5月9日、鹿児島内之浦宇宙空間観測所。小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したM-Vロケットが発射された。緊張の面持ちで見守っていたプロジェクトマネージャーの山口教授(渡辺謙)は、さまざまな思いを巡らせながら、これからスタートする壮大なプロジェクトに対し、決意を新たにしていた。そして2005年、小惑星「イトカワ」の姿をとらえたはやぶさはタッチ・ダウンに成功するも、化学エンジンの不良、姿勢制御が不能に陥るなどのトラブルに見舞われてしまう。行って帰るのに苦労しているのは人間だけではなかった!無人の探知機・はやぶさは、地球の遥か彼方にある小惑星・イトカワの岩石サンプルを無事に地球に持ち帰ることができるのか!?その帰りの結末に涙する人が続出


    『超高速!参勤交代 リターンズ』は全国公開中

    ©2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会



    ■『超高速!参勤交代 リターンズ』公式サイト
    cho-sankin.jp
    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/09/11/go_return_movie/
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