特定のなにかに怯える「~恐怖症」というものがあるが、ロシアでは死への恐怖を克服するために「生きたまま埋められる」というとんでもない荒療治を行うセラピストがいるという。その方法とは、自分で自分の墓を掘り、ひつぎに横たわり、一定時間地中に埋められるというもの。
料金は1回につき、およそ3000ルーブル(約4800円)。考案者であるセルゲイ・ヴォルコフ氏は、約2メートルの深さに埋められることで「死への恐怖」だけでなく「閉所恐怖症」も克服できると主張している。そんなむちゃくちゃな......。
しかし、このセラピーを受けようと考えていたある女性は、ヴォルコフ氏が医師どころか医療従事者でもなく、まったくの"素人"であることを知り衝撃を受けたという。さらに秘密保持のはずの患者の治療の様子が、公にさらされていることにも不満を訴えている。また、セラピー中に不測の事態が発生する可能性もあるが、医療スタッフはひとりも配置していないとのこと。
ハロウィンシーズンということもあり、大々的にメディアに取り上げられているというこのセラピーだが、悲劇が起きないことを祈るばかりだ。
■参照リンク
http://www.mirror.co.uk/