ある日曜の午後、1組の常連客が、ミシガン州にあるレストラン「アモーレ・トラットリア」に驚くような金額のチップを支払った。この男女は50ドル札の束を渡し、レストランの従業員24人全員に1枚ずつ配るように伝えたという。


「彼らはこの行為を、誰かに褒められるためにやったわけではないと思います」とレストランのオーナー兼シェフ、ジェンナ・アーチディアコノさんは語る。「2人は自らの良心に従ったのでしょう」

このチップは、8月末に発生したイタリア中部の大地震の被害者のために行われた募金活動のさなかに支払われた。しかし、アーチディアコノさんはこのお金が募金活動のお礼として支払われたものだとは考えていない。

この男女がレストランの従業員数について尋ねてきたのは地震による募金活動が行われる前のことだ。「地震より何週間か前のことでした」と彼女は言う。「2人はさりげなく、"ねえ、このお店には何人が働いてるの?"と聞いてきたのです」

アモーレ・トラットリアの調理場で責任者を務めるアンジェロ・ピッチョーネさんをはじめ、従業員全員がこの臨時収入を喜んでいる。ピッチョーネさんは奥さんを食事に誘うつもりだそうだ。

この親切な男女は、チップの他に、募金活動を支援するお金も置いていったという。アーチディアコノさんによれば、彼らの寄付金額は6000ドル(約62万円)になるそうだ。
"I think they pretty much did it not to be recognized... I think they just did it out of the goodness of their hearts."... Posted by WDAM TV on Saturday, September 10, 2016


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