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近年、日本でもクマによる被害、場合によっては人間がクマに襲われるといったケースも増えているが、クマが近づいて来た時の対処法を投稿した映像が海外で話題になっている。
https://youtu.be/elKHU35NJ04
「死んだふり」など、過去の定説が覆される中、日本でも徐々にクマに山で出会った時の対処法がメディアでも紹介されるようになったが、ニューヨーク州の山岳地帯に住むウィレム・ズウアさんが、自宅の軒先に現れたツキノワグマを追い払うさまを一部始終撮影し投稿した。
軒先に若いクマが現れた時、小さな息子がウィレムさんと一緒だったこともあり、最初は慎重に対処。逃げずに目をあわせ話しかけながら距離をとる。意味が通じなくてもとにかく話かけると、クマは躊躇しながら動き警戒しながら木に登る。
少し離れたところで、息子を家に避難させ、ほうきを持って再び外へ。ここでも話かけながら距離を取る、物色しようとしているクマに対して、ウィレムさんは大きな声で威嚇、ほうきのガサガサ音と、大声で追い詰め森に帰るように促す。
それでも、家の前を去ろうとしないクマに対し爆竹を放つも不発。クマは再び軒先に戻ってくる。
大声にも慣れたのか中々その場を去ろうとしないクマに対して、今度はドアを開け閉めしてロケット花火を放つと、やっとその場を立ち去った。
ウィレムさんのこのクマを追い払う方法。音を立て続けると逆に慣れてしまってクマがなかなか立ち去らないという習性もあり9分近く時間がかかったことはマイナス点だが、「20m以上の距離を保ち、走って逃げずにクマの様子をうかがう」「10m近くまでクマが近づいて来たら話しかけ、声に強弱をつけて立ち去るまで待つ」「大きな音を出して追い払う」など紹介されているクマ対策マニュアルとも一致する。
ただ一度クマが木に登っているシーンがあるが、一度逃げたクマが退路が無いと逆上し、襲いかかる危険もあるという。割りと手慣れた雰囲気のウィレムさんだが、検証してみるとリスキーな行動も多々見受けられる。
アメリカでも1900年以降に60人程の人がクマに襲われ死亡しているという。日本でも再三報道されているように、人間の食べものを求めてクマが山から降りてくるケースはアメリカでも増えているようで、国立公園の担当者なども「なるべくゴミ箱を軒先に出さないように」と警告している。
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/09/24/bear/