良質なブドウを育てるためにモーツァルトを聞かせているワイン醸造家、その効果は！？

イタリア・トスカーナ州のあるワイン醸造家が、ブドウを育てるのにユニークな方法を取り入れている。


米CBSニュースが最近報じたところによると、ジャンカルロ・チニョッツィさんは、自分のブドウ農園でクラシック音楽を流している。その理由は、「音源に近いブドウの方が、大きくなり、しかも音源に向かって育つことが分かった」ためだという。

元弁護士のチニョッツィさんは1999年に、荒れ果てた農園「パラディーソ・ディ・フラッシーナ」を購入。そこに大好きな音楽を組み合わせて、この実験がスタートした。

それ以来、実験は進展し、ブドウ園の特定のエリアでは、設置された数十個のスピーカーからモーツァルトの曲が絶えず流れている。

実験は注目すべき成果を挙げている。チニョッツィさんの息子（同じくワイン醸造家）は、「木が強くなるようです。スピーカーに近いブドウほど糖度が高くなっていますので、仮説は正しいと考えています」と述べている。

また、害虫の被害も少なくなっているというが、専門家は、曲の振動と周波数が良い結果をもたらしているのではないかと見ている。



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