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深夜だけ営業する路地裏の小さな食堂"めしや"を舞台に、店主とワケありな客たちがおりなす人間模様を描く、映画『続・深夜食堂』が好評だ。そのいくつかのエピソードの中で、池松壮亮演じる清太と15歳差の恋愛をする恋人さおり役で、小島聖が出演した。元来、同シリーズの大ファンだったという小島に、映画『続・深夜食堂』の魅力について聞いた。
――もともと同シリーズのファンだそうで、今回のオファーを受けた時は、感激したのでは???
そうですね。本当に、純粋にうれしかったですし、おいしいものを食べられると思ってわくわくしていました。でも、実際に撮影中は枝豆しか食べられず(笑)。残念だったなあという想いです。それがすごく心残りです(笑)。
――今回の映画も含めまして、「深夜食堂」は、どこが魅力でしょうか???
まずはシンプルに料理がとても美味しそうですよね。そして、とてもジーンとする物語。何がどうというわけではなく、人間らしい話がいいと思います。今回の映画も観ていて優しい映画になっていると思ったし、その雰囲気がいいですね。マンガも薄い線ですが、どこか味がありますよね。
――演じるさおりは、交際する15歳年下の清太(池松壮亮)とのエピソードでした。
清太君のようにお母さんのところに突然年上の女性を連れて行ったら、それは怒るだろうなとは思いました。想像がつくことで、現実にありそうなお話ですよね。わたし自身はすごく年下の男性と付き合ったことがないので、ちょっとドキドキしていましたけれど(笑)。
――やるせない感も出ていましたが、松岡錠司監督とは、どのような話し合いを???
いえ、松岡監督は細かくは言わない方というか、前にもお仕事をしたことがあるので、説明は要らなかったのだと思います。この結末としては未来につながるような幕切れではあるので、どうにかお母さんとやっていく方法を模索するんだと思います。
――いろいろな人生があって、それが混ざり合って、それぞれの想いをめしやのマスターが、マスターのめしが肯定してくれるようで、今作でも感動しました。
あの食堂は実際の生活とかけ離れていないような存在で、親近感がわく人も多いと思います。普段、ご飯屋さんに行っても、そういう話をしたくなってしまうことってありますよね。バーなども同じかなと思いますが、しゃべりたくなるような場所というか。
――そういう場所、ありますか???
そうですね。そういうところに行くと、人生相談まではいかないですが、最近の仕事のことを報告したり、そういうことをしていますね。お店のお母さんの近況や愚痴を聞いたりしていると、「深夜食堂」は決して特別なことではないんだなって思います。
――最後にうかがいますが、本作の撮影中、何が食べたかったですか???
映画の中で、焼きたらこを焼いているシーンが最初にあったんですよ。わたしの一番好きな食べ物がたらこなので、すごくプリプリの焼きたらこが映った時に、炊き立てのご飯と食べたかったです。枝豆と変わらないとは思いますが(笑)。
映画『続・深夜食堂』は、大ヒット公開中!!
(C) 2016安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会
■映画『続・深夜食堂』公式サイト
meshiya-movie.com
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