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トム・クルーズ主演の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が公開中だ。正義のためには手段を選ばず、元米軍エリート秘密捜査官=現在は街から街へ放浪を続ける一匹狼ジャック・リーチャーの孤高の戦いを演出した監督は、トムと放った『ラストサムライ』(03)のエドワード・ズウィック。最新作について「満足するはずさ!」と監督は太鼓判を押す。
――主人公のジャック・リーチャーは本国で大変な人気だそうですが、監督ご自身はどのように考えていますか?
このストーリーとキャラクターには、すぐに共感したよ。ジャック・リーチャーは、アメリカン・ヒーローの典型でね。現代版の浪人だよね。彼はルールと組織に縛られた人生を捨て、それと引き換えに感情的な束縛と責任から解放された、放浪生活を手にした男だよ。
――犯罪スリラーという側面では監督ご自身とはなじみが薄かったかもしれないですが、アクションという側面ではトムとも実績があります。
これまで、アクションがふんだんに盛り込まれた作品をたくさん手がけてきて、キャラクターに寄り添う作品にも数多くかかわってきている。だからトムがこの脚本を読んでほしいとアプローチしてきたとき、それらをすべて集約できる素晴らしい機会だと思ったよ! この脚本とトムがいることで、このジャンルは絶対面白いことができるに違いないってね。
――トムはもちろん、スーザン・ターナー少佐役のコビー・スマルダーズがトムと同様に光る存在感で、全力疾走のシーンとか意外でした。
コビーは我々の秘密兵器だったよ(笑)。もともと彼女はコメディーに天性の才能があるけれども、ドラマ性を表現する見事な技も持ち合わせている女性だ。これまで世の中にはあまり見せる機会がなかっただけのこと、じゃないかな。ハリウッドでよく引き合いに出されるような美しくカッコいいだけの女性像よりも、ずっと豊かなキャラクターになったよ。
――リーチャーを執拗に追う、ハンター(パトリック・ヒューシンガー)というキャラクターにもシビれました。彼はリーチャーを追い越したいだけの男で、その冷酷残忍な設定もリアリティーがありました。
彼はリーチャーとよく似たスキルを身につけてはいるけれど、年齢が若い。彼は正義の心に突き動かされるのではなく、競争相手を排除することへの病んだ情熱を持っている。彼は伝説のジャック・リーチャーを倒すことで、自分自身の存在を証明したいだけだなんだ。
――『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』を楽しみにしている日本のファンへ一言、お願いします。
日本に戻って来られてとてもうれしいです。クリエイティブな人生にとって、日本は非常に大きな意味のある場所です。トムと新しく作った映画も、満足していただけるはずです。
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は絶賛公開中!
(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
■『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』公式サイト
jackreacher.jp
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