歌手のマドンナは、12月2日(現地時間)、米国フロリダ州マイアミで行われたチャリティーイベントで、ドナルド・トランプ次期大統領を認めないという心中を繰り返し吐露した上、ブリトニー・スピアーズの『トキシック』(「有毒だ」の意)をカバーしてトランプ批判を行った。
AP通信によると、マドンナは、今回の1時間に及ぶイベントで、雑誌のグラビア撮影のためにトランプ邸で同氏のベッドにもぐり込んだことがあるというエピソードを告白。そのシーツについて「(高級な)エジプト綿でできてるわけないわよね、あの人がムスリムに対してどう思ってるかみんなも知ってるでしょ?」とこき下ろした。ただし、撮影時、トランプ氏本人はその場に居なかったと明言している。
前述の通り、マドンナは同イベントで『トキシック』をカバーし、その動画がYouTubeに投稿されているが、曲の途中、背景のスクリーンにトランプ氏と反トランプ派の抗議行動の様子が映し出されている。
曲の終盤になると、トランプ氏の様々な発言が投影され、メキシコとの国境に壁を作る、自分は裕福だ、女性の社会進出を妨げる「ガラスの天井」を打ち破ったのは自分だ、などの言葉が浮かび上がった。
大統領選挙戦中、マドンナはヒラリー・クリントン氏を支持しており、ニューヨーク市で開かれた"サプライズ集会"でパフォーマンスをしたこともある。
今回のイベントは、マドンナが設立した慈善団体「レイジング・マラウイ(Raising Malawi)」を支援するために開催され、750万ドル(およそ8億6,000万円)に上る寄付金が集まったという。
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