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最新作『沈黙 -サイレンス-』の予告編が公開され話題を集めているマーティン・スコセッシ監督だが、今度はバチカンでローマ法王に対面するという偉業を成し遂げたようだ。
『沈黙 -サイレンス-』の原作は遠藤周作の歴史小説。キリシタン弾圧が厳しさを増す17世紀の日本を舞台に、イエズス会の宣教師たちが直面する苦難を描く。
「TIME」によると、完成した映画を引っ下げ、11月30日にバチカンで、イエズス会の神父を集めた特別上映会が行われた。それに合わせて、ローマ法王とスコセッシ監督の対面も実現。法王は短い会合の中で、遠藤周作の「沈黙」を読んだことや、過去に日本での宣教を希望していたことを明かしたという。また監督から法王に、長崎の修道女の絵と、日本の殉教者たちの絵が贈られ、反対に法王からはロザリオが贈られた。
スコセッシ監督は1988年に制作した映画『最後の誘惑』が、保守的なクリスチャンから大きな非難を受けた過去がある。今回バチカンでの上映会、そしてローマ法王との対面により、これまでのわだかまりを払拭できたようだ。
Los regalos de Scorsese al Papa: reproducción de antigua imagen de la Virgen de Nagasaki, y otra de los mártires de Japón. pic.twitter.com/c0CStiBGLz - Javier M-Brocal (@javierMbrocal) 2016年11月30日
映画『沈黙 -サイレンス-』は2017年1月21日公開。
https://www.youtube.com/watch?v=IqrgxZLd_gE
■参照リンク
http://time.com/
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/12/08/martinscorsese/