閉じる
閉じる
×
予防注射やお医者さんの診療で、泣きわめいては必死で抵抗するお子さんに手を焼いた経験のある親御さんは少なくないのでは? 海外ではそんな子供たちの健康を守るため、楽しく、あっと言う間に病気の兆候をチェックするプロジェクトが行なわれていた。
https://www.youtube.com/watch?v=2kM9PL2PthQ
"コマーシャルのオーディション"として呼ばれた、50人の子供とその親御さん。オーディションを担当する男性は「CMに必要な質問なので」と前置きした上で、
「朝起きた時はどんな感じ?疲れが残っていると思う時はある?」
「頭が痛かったり、吐きそうになる時は?」
といった質問を子供たちにしていく。子どもたちは「いつも元気!」「疲れている気がする」「日によるかな」と正直に答えていた。
男性はさらに「肌に(いつの間にか)シミができていたりしない?」と尋ねたり、「コチョコチョ攻撃されたら、くすぐったいと思う?」と言いながら、子供たちのワキや首に触れた。そして最後は、自分が写った写真の目におかしなシミがないかどうか聞きながら子供たちの顔写真を撮り、"オーディション"は終了した。
その後、別室に呼ばれたのはなぜか子供ではなく、親御さんたち。そこで彼らは、これはオーディションではなく、子供が罹患するがんの兆候のチェックだったこと、オーディションの担当者だった男性は実は医師だったことを知らされた。さらにがんを早期発見・治療すれば、その7割は治癒する可能性があることも。
「あなた(親)にとって最愛の存在が健康でいれば、何も問題ないですよね」という医師の言葉に、思わず胸がいっぱいになる親御さんたち。医師は続けて、こういったチェックが自分の子供だけでなく、他の子供たちを救うかもしれないと話した。
実はこの動画、がんの子供や青少年のサポートを行なうブラジルのNGO<CONIACC>が11月23日の「小児がん撲滅デー」に向けて制作したもの。幸いなことに、今回登場した50人の子供たちに異常は見られなかったそうだが、親が子供の状態をきちんと把握することで、手遅れになる前に行動に移せることを示した1本だった。
■参照リンク
http://www.adeevee.com/
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/12/10/audition/