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映画「ハリー・ポッター」シリーズ8作品の最後の4作品を手がけたデイビッド・イェーツ監督がメガホンを取り、世におくり出された新シリーズの第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が国内興行収入50億円を突破するなど、日本中を熱狂の渦に巻き込み大ヒット公開中だ。世界が待望した新たな魔法世界を、原作者のJ・K・ローリング氏と共に作り上げたイェーツ監督にインタビューを行った。
――原作者のJ・K・ローリング氏と一緒に映画化を進めたそうですが、どういう会話をしながら進行しましか?
彼女は今回の脚本を実際に書いていて、とにかく内容が楽しくて愉快なものになっているよ。なぜなら、彼女にはユーモアがあるからで、実際に今回の作業では脚本開発に彼女を迎え、そのほかに多くの"ハリポタ"シリーズに関わっているスティーヴ・クローヴスという男性の脚本家を一緒になって脚本を磨いたよ。
――原作者が直接、脚本開発に入っている場合、大変そうなことも多そうですが(笑)。
とにかく彼女の豊かな想像力と、彼女の独特なユーモア、そして仕事への情熱があいまって、素晴らしいものに仕上がっていると思う。彼女と一緒にその過程をたどっていくことは楽しいことであったし、彼女は脚本開発の過程で一番の作業量を担当していたけれど、スティーヴと僕で意見やメモを渡して、いい物語になったと思うよ。
――たとえば銀行など、過去のシリーズ作品へのオマージュの用なシーンもありましたね。
それでも2~3か所くらいかな? ダンブルドア校長の名前や、"ハリポタ"シリーズに登場する魔法の名称とかね。ただ、意図的にオマージュをしているわけではなくて、今回は新しいチャプターで始めるということで、独立する必要があったわけだよ。
――本作を観ていると、"ハリポタ"シリーズが持っていた魅力とは固有のものではなくて、J・K・ローリング氏の世界観や宇宙観が壮大だったこともわかるような気がします。
実際、彼女との作業は、とても楽しい時間で関係だったよ。彼女はスト-リーテラーとして本当に魅力的で、人間としても寛大だ。魔法を語っていながらも、とても感動的に楽しいストーリーをいつの間にか語っている。それにアクションの要素があって、怖い要素、気味が悪い要素など、非常に多くの要素があることも特徴だね。
――さて本作について、監督自身ではどこが一番気に入っていますか???
今回だけでなく、もともと思っていたことは内容が豊かなもの、多様性を感じる作品にそそられるかな。人生は生きていれば、いろいろなことを体験すると思うけれど、ひとつだけということはない。いろいろなことを経験していくもので、彼女の物語はまさしくそういう物語だからね。その多様性こそが、魅力だと思うよ。
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は大ヒット公開中!
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■映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』公式サイト
fantasticbeasts.jp
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