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米ニュージャージー州の動物シェルターに保護された犬が、1,200マイル(約1,930km)も離れたフロリダ州在住の家族と3年ぶりに再会した。
マルチーズとポメラニアンのミックス犬ベラがフロリダ州デルレイビーチの家族の元に戻ってきたのはサンクスギビング(感謝祭)の日だった、と飼い主のビル・ゲルシュタインさんは「PIX11 News」に語っている。
ゲルシュタインさんがベラと離ればなれになったのは2013年12月のこと。ビザ手続きを専門とする弁護士であるゲルシュタインさんについて、ベラは毎日仕事場に通っていた。ところがある日、飼い主がベラを外に出すと、戻ってこなくなってしまった。彼の同僚や家族は熱心に探し回ったが、発見することはできなかった。
「私はいつも出勤中の車内から、発見される前の週まで窓の外をフェンス沿いに探し、ベラが見つかるんじゃないかと期待していました」
そんな飼い主一家がニュージャージー州パターソンの動物シェルターからベラを保護していると電話を受けたのは11月22日のことだった。ゲルシュタインさんは衝撃を受けたそうだ。
「私は10分も経たずにオンラインでフライトを予約しました」とゲルシュタインさんは語っている。「ベラを受け取ると、あの子は感無量といった様子でした。震えながらしっぽを振り、吠えることすらできませんでした。私と同じく、衝撃と驚きのみといった風でした」
ゲルシュタインさんは、ベラの背中に埋め込んだマイクロチップが動物シェルターにいたベラとフロリダ州の家族を引き合わせたと信じている。シェルターと獣医はチップに登録された所有者を識別するスキャナーを持っていることが多いのだ。今回はそのチップに登録されていたのがゲルシュタインさん一家だった。
「私はここに12年勤めていますが、こんなことは初めてです。3年間も行方不明になっていた犬が飼い主のもとへ帰れるなんて」と、パターソン・アニマル・コントロールのエンジェル・リヴィエラさんは語った。
「サンクスギビングは絶好のタイミングでしたね。飼い主一家が幸せになり、私達も幸せになった」とリヴィエラさんは続けた。
ゲルシュタインさんがベラと共にデルレイビーチの家に帰って以来、彼の子供たちや家族はベラをお留守番させることは滅多にないのだという。
「ベラの足が地面につくことがないほど抱きかかえていますよ」とゲルシュタインさんは話している。
■参照リンク
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RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/12/30/dog/