昨年11月に全米で公開されたSF映画、『メッセージ』(原題:Arrival)が米国で高評価を得ている。この映画は、ある日、巨大な宇宙船が地球に降り立ち、主演のエイミー・アダムスがその謎の知的生命体のメッセージを解読していく、というストーリーだ。同映画は、映画評論家による米レヴューサイト『Rotten Tomatoes』で、現在301件のレヴューが投稿され、94パーセントの高評価を得ている。当初、81件のレヴューが投稿された時は、なんと100パーセントの最高評価をたたき出していた。
この記事を読む頃には、さらにレヴュー件数が増えていることだろう。もしかしたら、この映画にケチをつける人がいて、レヴュー評価が下がっているかもしれない。だが、このような大型映画が、当初80件近いレヴューもある中で、100パーセントの評価を保持していたなんて驚異的なことだ。これがどれだけスゴいことか、こちらを見ていただければわかるだろう。
同サイトでは、全米公開された映画に対し、最低80件以上のレヴューで75パーセント以上の評価を得ると(トップ5レヴューも含む)、"Certified Fresh"(フレッシュ認定)というマークが与えられ、その後も、70パーセント以上の評価を得続けると、同マークを保持することができる。(限定公開の映画に対しては、40件以上のレヴューで70パーセント以上の評価が必要となる)また、場合によっては、Certified Freshの認定は同サイトの編集チームによって決定される。今回の『メッセージ』も公開後2ヶ月以上経つが、いまだに、この"Certified Fresh"のマークを保持している。同映画の評価は、現在(本稿執筆時)、"Fresh(フレッシュ)"レヴューが283件、"Rotten(腐っている)"レヴューが18件となっている。
日本では今年5月に公開予定だが、世界各国ですでに上映されており、昨年9月にはテルライド映画祭やトロント国際映画祭でも上映された。映画情報サイト、『IMDb』でも現在、8.2というすばらしい評価を得ており、さらに、レヴューサイト『Metacritic』でも、81のスコアを獲得している。
世界があらゆる面において分断されているような時代に、100パーセントの評価を見るなんて実に素晴らしいことだ。
「『メッセージ』、Rotten Tomatoesのサイトで、81件のレヴューが投稿されてて、評価100パーセント!すごすぎ」Arrival at 100% on Rotten Tomatoes after 81 reviews. Dear god. - Royce (@ThomsonRoyce) 2016年11月9日
「超ビックリ。『メッセージ』がトマトメーターで100パーセントだって」I am in utter shock.
- greenspawn (@RGspan) 2016年11月9日
"Arrival" has 100% on the tomato meter.
「『メッセージ』、Rotten Tomatoesで評価100パーセント。11月11日全米公開のこの映画について、皆のコメントを見てほしい」#ArrivalMovie is rated 100% on Rotten Tomatoes. See what everyone is talking about on 11.11. https://t.co/TPjobrpzJdpic.twitter.com/EHfVhIOvkL
- Arrival Movie (@arrivalmovie) 2016年11月5日
『メッセージ』は2017年5月、TOHOシネマズ新宿ほかにてロードショー。
■参照リンク
映画『メッセージ』公式サイト
http://www.message-movie.jp/
http://www.moviefone.com/