2015年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門で見事グランプリを獲得した『メイクルーム』の続編が完成!本作に出演した森田亜紀、栗林里莉、川上奈々美に撮影の舞台裏など話をきいた。


――今回の続編の製作が決まった時、率直にいかがでしたか?
 
森田:続編を考えてもいなかったので、最初はびっくりしました。個人的には同じ役を演じることが、映画でも舞台でも今までなかったので、そこへの驚きもありましたね。

栗林:6年ほど前に「メイクルーム」の舞台版に出演して、映画版への淡い期待はもともとありました。だから前作の時の話になりますが、とてもうれしかった思い出がありますね。

川上:ちょうど撮影が始まる時に「メイクルーム」の舞台版の再演に出ていて、続編が始まると聞いた時に、「出られなかったらどうしよう?」という不安はありました(笑)。

――AV業界の裏側をリアルに描いているそうですが、実際は???
 
栗林:森川監督がもともとAVの現場の方なので、本当にリアルだと思います。新人の女の子が泣いちゃうことって"あるある"で、わたしもデビュー作で経験あります(笑)。ちょっとわがままな女優さんも実際いるので、限りなくリアルに近い物語だと思います。

川上:雰囲気も会話も近いものがありますね。撮影中、わたしたちは真剣にやっていますが、それをハタから観た時にこっけいに映っている場合があることを知らなかったんです。だから、その一生懸命な感じが、まさか『メイクルーム』という映画で観てみたら、コメディーになっていた(笑)。そのことに一番びっくりしましたね。


――いろいろなことが次から次へと起こるので、シチュエーション・コメディーとして描くぴったりの世界ですよね。
 
栗林:業界の人が観たら、笑い転げる感じだと思います(笑)。

川上:AVの世界が題材だと、エロくて、悲しいことをイメージしがちですが、森川監督が作る世界観はコメディーに作り上げてくれているんで、わたしは大好きです。

――森田さんはもともと他業界ですが、一番驚いたことは何ですか?
 
森田:メイクさんの仕事がメイク以外にやることが多くて、それは驚きでした。衣装などの管理は普通の現場では専任の方がいますが、全部把握しなくちゃいけない。なので、わたし自身もすべての段取りを全部頭に入れる必要があって、撮影中に混乱しないようにする必要があったので、本当のメイクさんのようにふるまっていました。

――振り回され感がハンパないですよね(笑)。
 
森田:そうですね(笑)。元カレが現場に来るって、すごい世界だなと思いました(笑)。

栗林:わたしは経験ないですが、森川監督は見たことがあるみたいです!

川上:ワンコを連れてくる女優さんもいたり、けっこういろいろなことが本当に起こります(笑)。基本的に荷物が多いので、メイクさんは大変ですよね。

森田:女の子のケアが大事で、そこがポイントだって森川監督も言っていました。


――この作品、シリーズを初めて観る人には、どうおすすめいたしますか???
 
森田:ダメな人がいっぱい出ています(笑)。

栗田:普通の人ってAV業界に来ないというか、普通じゃないからAV業界に来るんだと思います。ちょっと変わっている人が多いので、そこは観ていて楽しめると思います。

川上:わたしたちが真剣にやっている世界ですが、俯瞰で観ると面白いです。この『メイクルーム2』を観て、もっとAVを楽しんでほしいです。無料じゃなくて買ってください(笑)!

栗田:『メイクルーム2』も買ってください(笑)!





2017年2月8日(水)DVD発売決定

■参照リンク
http://makeroom2.com/
RSS情報:http://news.aol.jp/2017/01/30/makeroom2/