ジュリー・アンドリュースは、自身がメリー・ポピンズを演じた映画、『メリー・ポピンズ』(1964年公開)の続編には出演しないという。しかしその理由は、彼女が続編の製作や、メリー・ポピンズの役を代わりに務めるエミリー・ブラントに不満があるからではない。実は、その正反対の理由でカメオ出演を断ったのだ。
監督のロブ・マーシャルが、『Entertainment Weekly』に語ったところによると、アンドリュースは、ブラントの邪魔をしないように『メリー・ポピンズ・リターンズ(原題)』に登場することを断ったという。
「ジュリーは驚くほど優しい人です・・・彼女は『これはエミリーの作品よ。本当に彼女の作品にしてほしい。この作品を『ああ、昔のメリー・ポピンズだ』という感じにしたくないの。それは嫌なのよ。エミリーなら、すばらしいメリー・ポピンズになるはずよ』と話していました」
同監督の話では、アンドリュースは、まるで熱狂的なファンのようだったという。
「ジュリーはアカデミー賞を受賞し、作品に輝きを与えたメリー・ポピンズの演技で、僕にも皆にもこれからも驚きを与えてくれるでしょう。そして、エミリーは、その役を引き継ぐのにふさわしい女優であるし、ジュリーもまさに同じように思っているんです。ジュリーは彼女が大好きなんです」とマーシャルは話す。
『メリー・ポピンズ・リターンズ』は、2018年12月25日のクリスマスの日に全米公開予定だ。
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