エドガー・ライト監督の映画『ベイビー・ドライバー』は、ハロウィンのホラーマスクを選ぶ時に役立つ良いアイデアを提供してくれているようだ。
『The Hollywood Reporter』(THR)によると、このアクション映画のおかげで、『オースティン・パワーズ』のマスクが全米各地のハロウィン用品店で売り切れ状態で、アマゾンやeBayなどのネットショッピングでも入手困難だという。映画の中で、銀行強盗(ラニー・ジューン)が自分と共犯者(ジェイミー・フォックスとフリー)用にマスクを買ってきたのだが、映画『ハロウィン』の殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズのマスクを買ってくるところを、コメディアンのマイク・マイヤーズだと勘違いしてしまい、結果的にオースティン・パワーズになってしまったという映画ファンにはたまらないシーンがあるのだ。
THRとのインタビューで、ライト監督は『オースティン・パワーズ』を製作したワーナーブラザースに、今年のハロウィンでは『ベイビー・ドライバー』のおかげでオースティンのマスクがバカ売れすると念を押した事を打ち明けている。
マスクが飛ぶように売れていることについて「我ながら鼻が高い」という監督。「自分のキャリアの中で、ハロウィン用コスチュームのとても簡単なアイデアを世の中に提案したんだからね。『ショーン・オフ・ザ・デッド』のショーンみたいだ」
マイク・マイヤーズもTHRの取材に応じ、自らの人気再燃が大変うれしいと冗談交じりに語った。
マイヤーズは、「殺人鬼を演じた『ハロウィン』(もちろんこれはジョーク)、そして『オースティン・パワーズ』での演技、どっちも本当に自慢できるよ」とコメントした。
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