独自の世界観でオリジナル作品を作り上げるクエンティン・タランティーノ監督だが、どうやら『スター・トレック』新作映画のアイデアを思いついたようだ。エンタメ情報サイト『Deadline』が伝えた所によると、現在『スター・ウォーズ エピソード9(仮題)』を製作中のJ・J・エイブラムス監督に『スター・トレック』新作の話を持ちかけているというのだ。
『Deadline』によると、パラマウント・ピクチャーズは、タランティーノの構想を展開するため、脚本のチームを立ち上げる予定で、エイブラムスがプロデューサー、もしかするとタランティーノがメガホンを取るかもしれないという。
エイブラムスは映画『スター・トレック』シリーズのリブート作品を2009年に初めて発表、2013年に続く『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を世に送り出した。現在はルーカスフィルムの世界に身を置き、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のあと『エピソード9』でも監督の椅子に座るが、『スター・トレック』シリーズでも引き続きプロデューサーとして関わっている。
一方、これまで自身のオリジナル作品ばかり作ってきたタランティーノにとって、既存のフランチャイズものは未知の領域だ。テレビドラマ(『CSI:科学捜査班』や『ER 緊急救命室』)で監督をしたことはあるが、007のような映画シリーズ作品を監督するのは「考えたことはある」という程度のものだった。
とは言え、タランティーノは2015年に「スター・ウォーズよりはスター・トレックの監督をするだろう」と発言しており、「昔のスター・トレックのエピソードを選んで、それを1時間半とかそれ以上の長さにストーリーを広げるのは簡単で、驚くようなスゴイものができるだろう」とも語っている。
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