『パディントン2』は、あらゆる映画評価サイトで高い評価を受けているが、映画評論家による辛口レビューで有名な米の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、何と、同サイト歴代最高の評価を獲得した。
「Rotten Tomatoes」には、評論家による評価を表す「トマトメーター」と、一般の観客による「オーディエンス・スコア」の2つがある。この「トマトメーター」では、評価者の映画に対する評価が肯定的な場合、「フレッシュ(新鮮)・トマト」が、否定的な場合、「ロッテン(腐った)・トマト」が付くのだが、同映画は、本稿執筆現在、173件ものレビューが投稿されているにもかかわらず、何と、「ロッテン・トマト」の評価は1つもなく、100%、「フレッシュ」の評価を受けている。これは、163件続けて100%「フレッシュ」の評価を受けている『トイ・ストーリー2』による、これまでの歴代最高の記録を上回る数字だ(ちなみに、2015年に公開された第1作目の『パディントン』は、98%のFresh評価だった)。
もちろん、同サイトは、数ある評論サイトの1つに過ぎず、その上、最近では、評論家の意見に同意しない観客も多い。しかし、今回は、観客もどうやらほぼ同意見だったようで、『パディントン2』の「オーディエンス・スコア」(こちらは5点満点で3.5点以上が肯定的な評価としてカウントされる)は、89%が肯定的な評価を付けており、4929人のユーザーの平均評価は、5点満点中4.4点に及ぶ。
「Cinemascore」ではA評価、「Metacritic」ではメタスコア88を獲得。そして「IMDb」では8.2の評価を受けるなど、他のサイトでも軒並み高評価だ。映画『パディントン2』は、日本で絶賛公開中。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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