先日ブラジルでのライブの最中、心臓発作に見舞われ命を落としたドラマー、ブラッド・パーカー59歳。ベテランディスコ・バンド、ジェネレーション・エスメラルダのメンバーである彼がこんなに早く亡くなってしまったのは残念だが、喜ぶ観衆を前に大好きな音楽を演奏している間に逝ったということは、ミュージシャンにとってせめてもの救いだったのではないだろうか。
タイニー・ティム
ウクレレと甲高い歌声で知られるティム。1966年婦人会で代表曲「Tiptoe Through The Tulips」を歌い終えると、観客の拍手を聞きながら倒れてしまった。彼の妻は「彼が最後に耳にしていたのは観客の歓声、そして最後に目に映ったのは私の姿だった」と語っている。
マーク・サンドマン(モーフィーン)
イタリアのフェスで演奏中倒れたマーク。新作のレコーディングにも取り掛かっていた所だった。心臓発作が原因とのことだが、彼の友人曰く20年前に運転中に胸を刺された事が遠因なのではないかとのこと。
ジョニー・ギター・ワトソン
ジミヘン、ザッパ、レイ・ヴォーンなどに影響を与えた名ファンク・ギタリスト。1996年横浜のブルーズ・カフェのステージが始まって間もなく心臓発作で倒れたワトソンだったが、最初は観客達もショーの演出だと思っていたようだ。
ウォルター"クラッシュ"モーガン
カナダのロックバンド、ビッグ・シュガーのドラマー。35歳の彼もまた心臓の急な発作で倒れた。スポーツ選手に多い症状とのことだ。
ダイムバッグ・ダレル(パンテラ)
パンテラのカリスマ的ギタリスト。バンドを解散した直後、自身の新バンド、ダメージプランのライブで狂信的なファンに射殺された。元海兵隊員25歳の男はその際観客3人も射殺、1人を人質にとるも警察によって自身もまた射殺されてしまった。目撃者によると、事件当時その男は「パンテラの解散はお前のせいだ!オレの人生を台無しにしやがって!」と叫んでいたと言う。
スペード・クーリー
激しい性格で知られるカントリー・スウィング歌手。1961年、嫉妬に狂ったクーリーは恐怖に怯える14歳の娘の目の前で妻をなぶり殺した罪で服役した。8年後59歳のときに保安官協会のためのイベントで歌うために72時間だけの仮釈放を認められ、ステージでパフォーマンスを行ったが、「死ぬ前に、生きなければ」と歌われる最後の曲を終え、客席がスタンディング・オベーションに沸く中、背を向けステージを降りた所で心臓発作に倒れそのまま帰らぬ人となった。
タイ・ロングレー(グレイト・ホワイト)
2003年2月ロード・アイランドでのライブの最中、演出用の炎が会場内で火災に発展し観客100人が死亡するという大惨事が起こった。メンバーのほとんどはステージ裏非常口から逃げる中、タイはステージ前方の友人を助けるために炎の中へ。しかし友人は命を救われるもタイは亡くなってしまったのである。その際彼は肩からギターを下げたままだったようだ。
リー・モーガン
ニューヨークのイースト・ヴィレッジのクラブ、スラグスのセカンドセットのためにステージに上がろうとしたとき、同棲中の彼女に心臓を撃たれて死亡した。嫉妬が理由ということだが、その銃はリーが護身用にと買え与えたものだったと言う。
アントニー・ウィーラー
ロック・オペラ『ジーザス・クライスト・スーパースター』のユダ役。1997年ギリシャ公演で首つりのシーンで安全用のロープを取り付けるのを忘れた彼は600人の観客が見守る中、誤って本当に首を吊ってしまったのである。20回も演じていたにも関らず起きてしまった不運な悲劇である。
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