劇場のスクリーンや舞台で活躍し続ける偉大な俳優、パトリック・スチュワート。『X-MEN』シリーズのプロフェッサーX役、『新スター・トレック』シリーズのジャン=リュック・ピカード艦長役、ハムレット役、『そりゃないぜ!?フレイジャー』、ビデオゲームなど、出演作は枚挙にいとまがない。
そこで今回は、全ての作品は思い出せないけれどIMDbでチェックするのもちょっと面倒......という方のために、スチュワートが出演していたことが忘れられがちな映画7作をご紹介しよう。
・『テッド』(2012年)、『テッド2』(2015年)
そう、この下品なテディベアを主人公とするセス・マクファーレン監督のコメディでナレーションを担当したのは、サー・パトリック・スチュワートだった。数々のシェークスピア舞台に出演しナイト爵まで授けられた大物俳優でないと務まらない(?)役だろう。
・『ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ』(1993年)
メル・ブルックス監督によるロビン・フッドのパロディ映画。スチュワートは同作で鎖かたびらと派手な王冠をまとったリチャード王を演じた。
・『L.A.ストーリー/恋が降る街』(1991年)
ロサンゼルスを舞台としたシュールな風刺コメディ。スティーヴ・マーティン主演の同作で、スチュワートは愉快な名前のレストランL'Idiot(フランス語で「バカな人」の意味)の偏屈なメートル・ドテル(給仕長)役を務めている。
この店の予約を取りたいなら、まず彼の質問攻めから逃れないといけない。そして、カモ料理を注文するのはやめておいた方がいいだろう。
・『トラブルボーダー』(1997年)
『マッドメン』シリーズのヴィンセント・カーシーザーが主演した、90年代の忘れられがちなアクションコメディ。同作でスチュワートは、身代金目的で学校の児童たちを人質に取る邪悪なセキュリティコンサルタントを演じている。学校版『ダイ・ハード』といったところか。
・『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)
米オンデマンドサービスHBO GOで最近見直して嫌気が差した、(筆者としては)期待外れの作品。製作側は、シリーズ第3作『X-MEN:ファイナル ディシジョン』でプロフェッサーXに施した若返りの特殊効果をこのカメオ出演で密かに再現したかったのだろうが、結局同シリーズの壮大な構想において意味を成さない試みとなった。
・『グリーンルーム』(2015年)
閉所恐怖症を引き起こしそうな、身の毛のよだつインディペンデントスリラー映画。あまりメジャーな作品ではないものの、スチュワートは同作で別の凶悪な人物を力演。殺人事件を目撃したバンドメンバーたちをライブハウスの楽屋に監禁する、スキンヘッドのリーダー役を務めている。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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