創意工夫の施された映画のオープニング・シーケンスを観ていると、映画への期待感が倍増し、「ついに始まった!」という気分に胸が躍ることだろう。映画界でもとりわけ息の長いシリーズであるジェームズ・ボンドの「007」は、毎度おなじみのシルエットから始まるスタイリッシュでセクシーな映像でオープニングを迎える。本当にいつも見応え満点なのだ。
映画のオープング映像ばかりを特集したサイト<Art of the Title>では今回12月に公開された最新映画『007 スカイフォール』を記念して、歴代の『007』シリーズのオープニングを集めて編集している。アデルの同名曲に合わせた映像が登場し、歴代ボンドやボンドガール、タイトルが交互に現れ、現在に至るまでのオープニング・シーケンスの進化がわかる内容となっている。
かつてゴダールが「映画に必要なのは美女と銃だけ」と語ったことがあるが、『007』シリーズのオープニングはまさにその言葉を体現したようなものだ。毎度のように美女のシルエットや銃がスタイリッシュに現れるのだから。
映画『セヴン』あたり90年代からオープンング・シーケンスのルネッサンスが始まり、それ以来CG技術の発達もあり、さまざまな試みがなされてきた。今回の『007 スカイフォール』のオープニングも素晴らしい。シリーズ歴代作品の中でも本編ともに最高峰の出来映えといっても過言ではないだろう。
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