映画『スターウォーズ』に登場する惑星型の巨大要塞 "デス・スター" の建設を求める請願書に、なんと2万5,000人以上の署名が集まり、現在政府による公式な対応が必要となっているようだ。
政府が実施しているサイト<We The People>には、誰でも簡単に請願することができ、2万5,000人以上の署名が集まれば政府が公式に対応すると公約されている。そして今回、惑星を破壊する程のレーザー兵器を搭載した(想像上の)巨大要塞の建設を求める国民の声がついに規定人数を越えてしまったのである。そして今、一体どのように政府が "対応" するのかが大きな注目を集めているところだ。
請願書には「オバマ政権に請願すること:2016年までに資金を確保し、デス・スターの建設を開始すること」「デス・スターのような兵器を手中にすることで、アメリカの宇宙での優位性を不動にし、建設/宇宙開拓の分野において労働/雇用機会を増やすこと、何よりも国防を飛躍的に強化させることが出来る」とされている。しかし署名の中にはMr Darth V、所在地 "帝国軍バトル・クルーザー" と明記されている者もいたりで、どこまで本気なのかわからないのも確かなところ。もちろんハードコアなスターウォーズ・ファン程本気な人達もいないだろうが、いくら何でも政府がこの請願にまともに取り合うとは考えにくい...。
なんと言っても、その建設費用が莫大なものになるであろうことは容易に想像できるだろう。あくまで計算上の話だが、541兆ユーロ以上、あるいは地球上の国内総生産の1万3,000倍の原材料費が必要なのだとか...もはや想像すら追いつかない非現実的な額の資金を一体どこから調達するというのだろう。まずはライトセーバーの開発実現くらいから始めてみる方が現実的かもしれない。
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