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一般人だけでなく企業やタレント、政治家やシェフまで幅広い層が利用するTwitter。最初は知名度がなくても、つぶやきが人気となり有名になったアカウントも数多くあります。その中でも、鋭い意見を言うでもなく、とくに役に立つわけでもなく、何の意味もないけど純粋に文章のおもしろさだけで勝負する「つぶやき芸アカウント」を紹介いたします。
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■バカドリル(@bakadrill)
https://twitter.com/bakadrill

漫画家のタナカカツキ氏などが運営するメディア「バカドリル」の公式ツイッター。バカな状況や現象をつぶやいている。
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■ サザエbot iOS7(@sazae_f)
https://twitter.com/sazae_f

サザエさんの非公式パロディ。サザエさんの世界観で辛らつな名言をつぶやく。


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■ 意識の高い猫(@HighIshikiNeko)
https://twitter.com/HighIshikiNeko

優秀な学歴を持つ猫目線で意識の高い発言をする。ほかにも「意識の高いサイ」「意識の高い幼女」「意識の高いデブ」などの派生系も存在。


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■ 老人(@roujinbot)
https://twitter.com/roujinbot

老人らしい未来がない言葉をつぶやく。


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■ 圧縮新聞(@asshuku)
https://twitter.com/asshuku

その日のニュースを一文に圧縮してあるため、実際に何が起こったのか理解することはできない。


そんなTwitter界に5月初旬、「韻が踏めるマン」というアカウントが登場。ひたすら『「○○」と「○○」で踏める』というヒップホップ流の押韻を披露し、3週間で5000フォロワー、1ヵ月を過ぎるころには1万フォロワーを突破しました。

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■韻が踏めるマン(@ingafumeru)
https://twitter.com/ingafumeru

アイコン画像はアメリカの著名なラッパー2PAC。定期的につぶやきを投稿するものの、韻を踏む以外に日常会話は一切なく、つぶやく目的も、中の人も一切謎に包まれたまま。ところが、「韻が踏めるマン絶対botだと思ったのにvia Twitter for iPhoneで声出して笑ってる」などと、彼が人力で韻を踏んでいることが発覚。フォロワーの度肝を抜きました。

「いったい、中の人は何者なのか?」と注目が集まる中、謎アカウントとして異例の公開イベントへの出演が決定しました。彼の正体を探るため、下北沢の本屋兼イベントスペース「本屋B&B」へ行ってきました!

  • 「韻が踏めるマン」の初イベント総集編
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ベースボールキャップに白い仮面をかぶって登場した「韻が踏めるマン」。イベントの中で彼が語った発言(注:ライターの意訳)をまとめてみました。

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「韻を踏む目的は、フリースタイルラップが好きなので即興で韻を踏む練習としてはじめた。ラッパーとしても活動しているかもしれないが明言はしない。実は本アカで韻を踏んだことがあるが、1ファボとかしかつかない」

「身近な人にも自分が『韻が踏めるマン』だということは言っていない。でもたまにバレている。自分の好きなものでしか踏んでないから」

「仕事をしないといけない年齢なので、クリエイター系の仕事をしている。これはオフレコだが、仕事中に上司が来たらサッとTwitterのウィンドウを隠す

「踏み方で気をつけているのは"リリカル"かどうか、"ストーリー"があるかどうか。母音の数が合っていようがそこにヒップホップ精神がないとダメだと思う」

「中高生のフォロワーも多いから、下ネタをつぶやくのは深夜だけと決めている

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「とくにつぶやく目的はないが、ヒップホップで世直ししたいと思っている」

「フォロワーが増えたからといって、プレッシャーはない

「フォロワーからのリクエストで韻を踏む理由は、それが即興性でありヒップホップだから

公の場に現れはしたものの、どうやら正体を明かす気はないようです。しかし、参加者たちと店内の書籍を題材に韻踏みバトルを行ったり、手作りの「韻が踏めるステッカー」を配るなど、すばらしいサービス精神を発揮。
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イベント終了後、参加者たちから

「韻が踏めるマン、すべてのやり取りで韻踏んでた」
「韻が踏めるマンは心優しく、ハートフルな人でした。あと会話すべてにおいて韻を踏んでいた」
「人柄もよく、会話全てにおいて韻が踏めていた」
「韻が踏めるマンのトークイベント、すごく楽しかった。韻が踏めるマンはとても優しい人だったし、会話のすべて韻を踏んでいた。流石だ」

というツイートもあり、ますますファンが増える予感。今後は、「韻が踏めるマン」として曲を発表するかもしれないとのこと。ラップをのせるトラックも募集中だそうです。
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あなたのタイムラインにも、こんな心温まるつぶやき芸アカウントはいかがでしょうか?

(田中結/プレスラボ)

■取材協力
「本屋B&B」
http://bookandbeer.com/

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