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「オアシスが2014年に一度だけ復活する」先日海外メディアがデビューアルバム『ディフィニトリー・メイビー』(邦題「オアシス」)の発売20周年となる来年を前にリアム・ギャラガーが「一度だけの復活ならやってもいいよ」と、再結成の可能性を示唆したと話題になったが、実際の可能性は?その事実関係を検証してみた。

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イギリス在住の事情に詳しい音楽ライターによると「実はギャラガー兄弟、仲が悪いと言われていますが普段から交流もあるようです。特に彼らの大好きなサッカーチーム、マンチェスターシティが近年、リーグの上位で活躍していますからね、そりゃ根っからのシティサポーターの二人が盛り上がる切っ掛けは幾らでも有ります。ただし、まだお互いにオアシスを引っ張り出すほどの時期ではないと考えているようです。」

さらには、「オアシス再結成のネックになっているのは実はお金なんです。それも多くのバンドとは違いお金に困っていないから再結成する必要がない。皮肉な話です。レコードが売れない時代にコンスタントにベスト盤や旧譜が売れています。かつてのレッド・ツェッペリンがそうであったように、毎年ミリオンを出す位のペースで旧作が売れ続けている、今後過去のアルバム発売のアニバーサリーにリマスター盤や未発表曲を収録したボックスの発売も計画されているようですし、これらが売れ続ける状況で余程のモチベーションでもない限り復活する気にならないのも納得です。」

奇跡の復活劇といわれ高額のギャラで再結成したザ・ストーン・ローゼズの例にオアシスがなぞらえることもないという。

「間違いなくUKロックシーンでありえないことが実現した奇跡はザ・ストーン・ローゼズの再結成でした。とにかく彼らはメンバー間のわだかまりを解消出来ずにいた。でも結局オファーを受けることになった、この点でも同じことにはならない、本当は仲がいいし、ローゼズの一部のメンバーのようにお金に困っている訳でもない(笑) 」

今まことしやかにイギリスで語られているのは「来年2014年のグラストンベリーのトリで一夜だけ復活し1stアルバムを全曲演奏するのでは?」という噂。しかし、そのまま再結成にはならず徐々に露出を増やしベストな楽曲が出来たタイミングで復活~ワールドツアーで大儲けするというのが一つのシナリオとして考えられるという。

「英国最大のフェス、"グラストンベリー"あたりは狙い目ではないでしょうか?後は兄弟が公で仲直りする大義名分さえあれば、いつでも活動再開は可能でしょう。今はリアムもビーディ・アイの最新作に満足しているようですし、ノエルもソロ活動を楽しんで、お互いの力量を試すフェーズ。些細なことでマスコミが騒ぎ立てるとまた2人とも色々公で発言してしまうのでネックはそれだけでしょう。強いていうとオアシスの後期のアルバムはどれも言われている程売れていなかった。そのあたりも気にしているようなので復活するなら曲の質と世間の注目度など、最高の条件が揃わないとなかなか再結成という雰囲気にはならないでしょうね。」

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