決して古臭さを感じさせないミュージシャン、ゲイリー・ニューマン。
彼が英TV音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』に初登場したのは1979年のこと。しかしながら、自身も立役者の1人であった当時のエレクトロニック・エイジの多くのアーティストとは異なり、ゲイリーは今も精力的な活動を続けている。最近ではオフィサーズとツアーに出たり、コラボ活動をしたりしているのだ。
そんな彼に<Huffington Post UK>がインタビューを試みた。
Huffington Post UK: あなたは"画期的"だともてはやされています。これは意図的だったのでしょうか。それとも、良い音楽を作ろうとした結果に過ぎないのでしょうか?
ゲイリー・ニューマン: "何か画期的なことをやってやろう"と思って始める人はいないんじゃないかな。(少なくとも)僕はそうじゃなかった。だけど当時のシンセサイザー技術のおかげもあってか、新しいやり方で音楽を作ろうとはしていたね。僕は常に、テクニックなんかよりもずっとサウンドに興味を持っていた。(複数の)サウンドがどんな結果をもたらすのかや、どうやって重ねられるのかってこともね。初期のエレクトロニック・ミュージックは思うに、以前では考えられなかったやり方で音楽を作ることを可能にしてくれた。新たな類のミュージシャンを生み出したのさ。
シュガーベイブス「Freak Like Me」(YouTube)
年月を重ねるにつれて、ファンとの関係はどう変わっていきましたか?
ほとんどないね。僕はどんなときもファンからの応援をありがたく思っているし、身近な存在であろうとも努力していた。新たなファンが生まれる一方で、昔からのファンの中には去っていく人もいるけれど、僕の姿勢は一貫しているよ。音楽的なコラボも数多いですが、最近ではオフィサーズがそうですね。共同作業のプロセスを教えてください。
考えてもいなかった変化はあるけど、それがいつも快適なものとは限らない。だけどオフィサーズとのシングル「Petals」はとても気に入っているんだ。これまでやってきた傑作コラボの1つでもあるよ。
ゲイリー・ニューマン(チューブウェイ・アーミー)「Are 'Friends' Electric?」(YouTube)
英ポップグループ、シュガーベイブスはあなたにとって全くの新しいファン層をもたらしましたね。
彼女たちの「Freak Like Me」(ゲイリーが製作に参加したシングル)が1位を獲得したとき、別のチャートでは自分の「Rip」が1位になったんだ。これって"別ジャンルの音楽ファンを引きつけた"ってことだよね。なんともスゴい週だったよ。
オフィサーズ&ゲイリー・ニューマン「Petals」(YouTube)
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