80年代当時の人気ドラマや映画には、ストーリーやキャスト以外にも欠かせないヒット要因があった。そう、お約束の「キメ台詞」である。そんな懐かしいキャッチフレーズをざっと紹介しよう。
■ミスター・T 「I pity the fool」
日本でも人気を博したアクションドラマ、『特攻野郎Aチーム』中で多用された、"コング"ことミスター・Tのキメ台詞。これからブッ飛ばそうという相手に「この...哀れなバカ野郎め!」みたいな意味で言い放つ。
■アーノルド・シュワルツェネッガー 「I'll be back」
間違いなく『ターミネーター』フランチャイズにおいて最も有名なセリフ。これまで散々パロディ化されてきたが、最近ではシュワちゃん本人が『エクスペンダブルズ』でセルフパロディを披露した。言われたら何だか嬉しくなる力強さと、根拠のない自信が最高だ。
■アル・パチーノ 「Say hello to my little friend」
伝説的ギャング映画『スカーフェイス』での台詞。パチーノ演じる主人公トニー・モンタナが敵にショットガンをブッ放す前にキューバ訛り全開で言うのだが、そもそもリトルじゃないしフレンドでもない相手に対して吐き捨てた、暴力とギャグが絶妙に入り混じったフレーズである。それだけに強烈な印象を残し様々な場で使い回されているが、もちろん下半身ネタ的な利用も一般的だ(女性に軽蔑される可能性のあるリスキーなギャグだし、本当に小さかった場合はリアクションに困るだろう)。
■アーノルド坊や 「Whatchu talkin'bout, Willis?」
アーノルド少年がほぼ毎エピソードで発する「お前なに言ってんだよ、ウィリス?」というお決まりのセリフ。日本では「冗談は顔だけにしろよ」と吹き替えられていたアレだ。
■MTV 「I want my MTV」
MTV全盛の頃のキャッチフーズ、「いつだってMTVが欲しい」。クールになりたいキッズにとって、時代の象徴だったシンディ・ローパーやビリーアイドル、デヴィッド・ボウイなどが登場するMTVは、憧れであり必須アイテムだった。つまりこのフレーズはキッズの気持ちを代弁していたわけで、MTVが黄金時代を築いたのも当然である。
■超人ハルク 「You're not going to like me when I'm angry」
「僕を怒らせると後悔するぞ!」(※緑色の巨人に変身してなんでもかんでもブッ壊しますよ)というハルクの台詞(警告)。つまり「だから怒らせないでくれ」ということなのだが、これ、きっと誰もが上司とかに言ってみたいセリフじゃなかろうか?
【参照リンク】
・The Twenty Greatest 80s Catch Phrases
http://www.ranker.com/list/the-twenty-greatest-80s-catch-phrases/the-master?page=1
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