結婚式を挙げないカップルは離婚率が高い!?　イマドキ夫婦の最新ウェディングに行ってみた

タグを編集ログイン

タグが登録されていません
1行表示に戻す

タグをすべて表示...

閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

この記事をポストする

Facebookでシェアする

X連携機能を利用していると自動でポストされます。

AOLニュース

結婚式を挙げないカップルは離婚率が高い!?　イマドキ夫婦の最新ウェディングに行ってみた

2013-08-14 00:00

タグを編集ログイン

Filed under: 国内, ファッション, カルチャー

「現在、約4割のカップルが結婚をする際に結婚式を開催していません。しかし、実は式や披露宴を開催しないカップルは、ほかに比べて離婚率が高くなるというデータがあるんです」

そう語るのは、東京・恵比寿のブライダル会社ラビータウェディングの石倉真也さん。彼らが結婚式を挙げないのには、「経済的な理由」や「すでに子どもがいるから」など様々な理由があるそうですが、最近は「そもそも結婚式に対して価値が見出せない」という若いカップルも増えているそうです。

そんな、「結婚式に価値を見出せない」イマドキの若者に向けた、新しい形のウェディングが、鎌倉の由比ガ浜で開催されると聞いて、さっそく取材に伺いました。
今回式を挙げるのは、人材派遣会社の経営者の長倉龍義さん(25)と、飲食店に勤める上村汐さん(24)。二人の共通の趣味が「マリンスポーツ」ということで、夏季限定の海の家ライブハウスOTODAMAとのコラボで、日本初となるビーチのライブハウスでの結婚式が実現しました。

結婚式はまだ日中の暑さが残る、夕方の由比ケ浜海岸でスタート。会場となったSEACRET BOX BY OTODAMAは、普段はキマグレンやZAZEN BOYSなどのアーティストが熱演を見せるれっきとしたライブハウスですが、この日ばかりは、鮮やかなバルーンアートで飾り付けられて、二人の門出を祝うにふさわしい華やかな雰囲気。会場に詰めかけた新郎新婦の親族や友人も、ビーチでの挙式とあって、ハーフパンツやサンダルなどのカジュアルな装いが目立ちます。

いよいよお待ちかねの新郎新婦が登場！　新郎の衣装は、フォーマルなベストにハーフパンツという斬新なコーディネート。普通の結婚式では考えられない装いですが、ビーチの上では意外としっくり来るので不思議なものです。一方の新婦は、タレントの優木まおみさんがデザインしたとミニ丈のドレス。こちらは、今秋発売予定だったものを、今回の式に合わせてラビータウェディングさんが一足早く入手したそうです。

式は最近流行の人前式スタイル。二人は参列者の前で「温かい笑いの絶えない家庭を築きます」と、永遠の愛を誓うと、夕焼けに染まる江ノ島をバックに熱烈なキス！　列席者だけでなく、ビーチに遊びにきていた観光客からも「おめでとう！」の声が挙がりました。

その後は、ライブハウスの中に移動して立食形式のパーティー。新郎の上司による乾杯の発声が行われると、砂浜の上というロケーションも手伝って、みんなリラックスした表情で会話に花を咲かせていました。その後、式は馴れ初めDVDの上映、ケーキ入刀、ファーストバイトとつつがなく進行。新婦の友人によるスピーチでは、感動のあまり声が出なくなる場面も見られました。

式の最後は、太陽が沈んだ「マジックアワー」の由比ケ浜海岸で記念撮影。江ノ島のシルエットをバックに幸せそうな表情で微笑む二人は、まるで映画のワンシーンのようで、取材で来た私も思わず「結婚っていいなぁ」と感じ入ってしまいました。

式を終えた二人に話を伺うと、「『ビーチでウェディングをやる』と伝えたときには、家族も友人も驚いていましたが、今日はみんながとても楽しそうだったので、結婚式を挙げて本当に良かったなと思いました。祝福してくれたみんなに恥じないような、明るく楽しい家庭を築いていきたいとあらためて思いました」と新婚生活の抱負を語ってくれました。海好きの夫妻にとって、生涯忘れることの出来ない、最高のウェディングになったようです。

取材中、水着の観光客でいっぱいの会場や、新郎の半ズボン姿など、今までの「結婚式観」との違いに驚きっぱなしでしたが、新郎新婦やご家族、ご友人たちの幸せそうな顔を見ている内に、「こういう結婚式の形もアリかもしれないな」と思うようになりました。冒頭の石倉さんのコメントにもありましたが、昔ほど「結婚式」という形式にこだわらない人が増えている昨今、「式を挙げない」という選択ももちろんありですが、どうせなら肩の力を抜いて、こんな自由なウェディングをしてみるのも良いかも知れません。