森羅万象すべてに宿る『八百万(やおろず)の神々』を崇拝する、日本古来の宗教『神道』。
『神道』に属した神々をまつる神社は、日本全国で約8万社存在するといい、五穀豊穣や悪病退散、縁結びや学問など、神社によって祈願の"得意分野"はさまざまだ。なかには「そんな愉快な名も"アリ"なんですね!」と思わず突っ込みたくなるような、キラリと光るあだ名(?)、もとい"別名"を持った神社も存在する。
画像:とよおかスイーツギャラリー 公式サイト(お菓子の神様 中嶋神社)より
例えば、
「萌え神社」(人気アニメ「らき☆すた」の舞台:鷲宮神社)
「婚活神社」(縁結びで有名:今戸神社)
「おっぱい神社」(おっぱい絵馬で乳に関することを祈る:軽部神社)
「ドラえもん神社」(宮司も「特に意味は無い」など、由来については謎が多い富知六所浅間神社)
「金持神社」(お金持ちになりたい人集まれ!:金持(カモチ)神社)
「玉の輿神社」(玉の輿に乗った"お玉さん"が由来の縁結び:今宮神社)
...などなど。そのほか多数の"別名"を持つ神社があるが、そのうちの1社に「スイーツ神社」と呼ばれる神社がある。
島根県豊岡市にある、"お菓子の神様" として有名な中嶋神社は、「田道間守命(たじまもりのみこと)」が御祭神。田道間守命は、第11代垂仁天皇から勅命を受け、苦労の末に不老長生の菓子を持ち帰る。このときの不老長生の菓子「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」とは、ミカンの原種とされる橘のこと。
かつて果物は「果子(かし)」と呼ばれ、橘は果子のなかでも最高級品だったため、田道間守命は"お菓子の神様" として崇められ、"お菓子の神様"を祭る中嶋神社を「スイーツ神社」と呼ぶようになったのだとか。毎年4月に開催される「菓子祭」では、全国の菓子業者が商売繁盛の祈願に訪れている。
15日に発売された雑誌「ケトル」では、そんな「スイーツ神社」に、SNSを駆使し、フリースタイルな働き方を提案するノマドワーカー・安藤美冬さんが行ってきたというレポートが掲載されている。安藤さんはフェイスブックで「お菓子神社、コウノトリ、城崎温泉...魅力的な観光名所に恵まれ、かつ日本一のカバンの生産地でもある兵庫県豊岡市」と紹介。そして安藤さんは、古い菓子道具の供養所に触れたりするほか、さすが"ノマド"らしく、「さすがスイーツの神様をお祭りする神社だけあって、よく見ると全て国内の有名お菓子メーカーや商品の名前入りでした!」境内のベンチにも関心を示している。
もちろん、豊岡市もたっぷり観光しており、市のシンボル・コウノトリを見かけたり、出石名物の皿そばを食したり、玄武洞で自然の神秘に圧倒されたり...豊岡市の魅力を充分に満喫した旅となったようだ。
安藤さんといえば、同雑誌で「安藤美冬のコンビニお菓子評」というコラムも連載中。ノマドといえばカフェ、カフェといえばスイーツ...ノマドとスイーツには、何か深い関係があるのかもしれない。
【参照リンク】
・お菓子の神様 中嶋神社
http://toyooka-cci.jp/page/?mode=detail&page_id=603651c01e886c947e1ae923619ea980
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