今年7月にサンディエゴで開かれたコミコンで、『マン・オブ・スティール』続編はスーパーマンとバットマンが共演する!とのビッグニュースが電撃発表され世界中が沸いたわけだが、このビッグ共演は発表前から既に決まっていたのかも?『マン・オブ・スティール』本編内に、既にその痕跡があるのだ。
『マン・オブ・スティール』本編より
ゾッド将軍の侵略によって荒廃したニューヨークを舞台でのクライマックスシーン。スーパーマンとゾッド将軍の壮絶な一騎打ちは衛星軌道に達するのだが、その際に登場する人工衛星の機体には、バットマンことブルース・ウェインが社長を務めるウェイン・エンタープライズ社のロゴ「W」が!
またビルの中での激闘シーンでは、「Keep calm and call Batman(落ち着いて、バットマンを呼びましょう!)」というメッセージが入ったポスターまで!
これは、『マン・オブ・スティール』を撮影しているときから既にクリストファー・ノーラン(製作)とザック・スナイダー監督の間では、次回バットマンを登場させる構想が出来上がっていたということか!?
談笑中のノーランとスナイダー
またバットマンではないが、原作コミックスでスーパーマンの永遠のライバルとされるレックス・ルーサーに関するトリビアで、本編中に彼が興した会社「レックス・コープ(Lex Corp)」のロゴが複数のシーンで登場。(すべて一瞬なので見逃さないで頂きたい!)
また最後に、クラーク・ケントがスーパーマンとして自らの使命を決定づけることとなる惑星クリプトンの探査艇。船内の冷凍カプセルの中にはクリプトン星人の死骸と、カラのカプセルが・・・。これ、気になっていた方も多いと思うが、実は映画の公開にあわせて配信されたスーパーマンの従姉妹=スーパーガールであるカラ・ゾー=エルが主人公の電子コミックスの中でそのヒントが明かされている。舞台は数千年前と推測。カラが乗る探査艇は、手柄の独占を狙う野心家に乗っ取られ、彼女以外の乗組員を殺害し地球に墜落。ともに地球でスーパーパワーを得た二人は激しく争うが、ラスト、ひとつの影がイヌイット村へと向かっていく・・・。クリプトンの血を引くもう一人のキャラクターが続編で登場するのだろうか・・・。
というかんじで一度見ただけでは気付けなかった伏線が至るところに張り巡らされている『マン・オブ・スティール』。二人の天才クリエイターがタッグを組んで製作しただけに、何度観ても楽しめる作りになっているのはさすが。
映画『マン・オブ・スティール』は、新宿ピカデリーほか全国大ヒット上映中!
写真:TM & (C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED. TM & (C) DC COMICS
【参照リンク】
・『マン・オブ・スティール』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/manofsteel/index.html?home
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