ドコモのCMをきっかけにブレイクした、モデルで女優の波瑠。ファッション誌「non-no」で専属モデルを務めながら、一方で「救命病棟24時」や「書店員ミチルの身の上話」といったテレビドラマにも出演し、活躍の幅を広げる彼女が、CMで新しい一面を見せている。今回、彼女が演じるのは恋するOLという役どころなのだが、その様子が「なんだかおかしい」のだ。
波瑠が出演するのは森永のチョコレート「ダース」のウェブムービーとCM。「ダース 12つぶの物語」と題されたウェブムービーは全12話で、公式サイトで見ることができる。またテレビCMは15秒と30秒のダイジェスト版になっている。
彼女が演じるのは「ほりぐっちゃん」という社歴4年目の女の子。周囲からは「若いのに落ち着いてるねぇ」と言われるような、素朴な雰囲気のOLだ。そんなほりぐっちゃんが、社内でひとつ年下の山田くんに恋することで、なんだかぎこちない変化が......という物語。その不器用かつ挙動不審な様子が、なんともおかしく可愛らしい。
【ダース】CM 30秒
恋愛経験に乏しいというほりぐっちゃんだけに、その恋愛模様は傍から見ると突っ込みどころ満載。まずCMを見て誰もが突っ込みたくなるのが、思いを寄せる山田くん(前野朋哉)が、恋に落ちるにはなんというか・・・微妙なキャラクターという点だろう。野球枠でほりぐっちゃんと同じ「浜野テック」に入社してきた山田くんなのだが、そこには高校球児らしい精悍さはどこにもなく、口数も少なく、はっきり言ってなんだかボーッとした、ただの坊主なのだ。
そんな何とも言えない感じの山田くんに恋するほりぐっちゃんは、恋愛をきっかけに少しずつおかしな感じに。例えば、山田くんが出場する草野球の試合では、「ヤマダ、ヤマダ、ヤマヤマダ!」ととにかく一人で声を張り上げたり、ダースを使って「好き・嫌い占い」をしては途中で12粒だと「嫌い」で終わることに気付いてハッとしたり。また、山形出身のほりぐっちゃん、電話では姉と「男ってやんだぐなる(男っていやんなっちゃう)」などと方言全開で女子トーク。でも最後は「それがまだめんごい(それがまた可愛い)」なんてのろけてみたりと、中学生ばりの恋する乙女ぶりを披露している。
12話のストーリーでは、そんなもどかしくも可愛い恋愛模様が繰り広げられ、最後は意外な顛末を迎える。
恋する乙女
また、ウェブムービーの中でほりぐっちゃんの先輩・サトコさん役を演じるのは、先日最終回を迎えたNHK朝ドラ「あまちゃん」にも出演していた安藤玉恵。観光協会の栗原ちゃん役と言えば、あまちゃんファンには分かってもらえるだろうか。彼女の妙な色気?のあるキャラクターはこのウェブムービーでも健在で、特に第6話で唐突に始まる「ダース体操」では、不可思議な動きを微妙になまめかしい感じで披露。そしてそんなサトコさん、実は専務と恋仲にあるとのことで、第5話にも一瞬だけその様子が登場。本当に数秒なので、ぜひ注目したいところだ。
ところで、さきほどこき下ろした山田くんだが実は彼、「幼少期をインドで過ごし、イギリス英語が堪能」という意外にインテリな設定になっている。残念なのは、CMやウェブムービーではそうした側面がまったく発揮されていないというところ。しかしこの裏設定を知った上で見れば、より楽しむことができそうだ。
ウェブムービー「ダース 12つぶの物語」は、10月1日から公式サイトで見ることができる。またダイジェスト版のテレビCMも、同日放送される。
【参照リンク】
・連続WEBムービー「ダース 12つぶの物語」篇
http://www.morinaga.co.jp/dars/
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