「街中でぶつかりそうになった相手が偶然にも憧れの人だった」「通勤電車で気になる人と偶然別の場所でバッタリ出会った」など、ドラマや漫画にありそうな出会い方に憧れる人は多いはず。しかし、実際に出会い、恋愛関係になるのはもっと現実的なシチュエーションです。
そんな現実的な出会いの一つとして、「幹事こそが近道だ」と語るのは、人材コンサルタントで評論家の常見陽平氏。自著『ちょいブスの時代』のなかで、バーベキューやハイキング、異業種交流会などで務める幹事の"おいしいポイント"を紹介しています。
まず、幹事の魅力といえば、幹事同士で付き合う可能性があるということ。準備をしている過程で幹事同士が仲良くなるケースはよくありますよね。また、飲み会の幹事の特権としては、自分の知っているお店を選べる点。つまり「ホーム」。馴染みの店で場を仕切っていると、カッコよく見えるものです。
さらに一石二鳥なのは、「面倒くさい会を仕切っていて頑張っている幹事のことをほかの参加者は見ているわけで、ナチュラルに自分が一番カッコよくできる装置が出来上がっているわけです。これは異性のみならず、同性からもモテる」と常見氏。
同性からの支持は恋愛において心強いもの。そんな特典がついてくるなら、幹事も悪くありません。さらに、幹事がおいしいという例で、常見氏はクラブを挙げています。クラブでは、お客さんよりもスタッフがモテるといった話を聞いたことはないでしょうか?
「チャラいクラブにナンパしに来た客よりも、店員のほうがカッコいいところを見せられるのです。盛り場でみなが浮き足立っているところに場馴れしているとクールに見えますし、そもそもホームの人間です」(常見氏)
どうやらモテるためには「ホーム」が重要のよう。通い慣れた「ホーム」のお店で飲み会を開催し、落ち着いた振る舞いで幹事役をこなすことができれば、おのずと同性・異性の両方から評価を得ることができそうです。
煩わしいと思いがちな「幹事」。これからは率先して引き受けてみませんか?
【書籍データ】
・『ちょいブスの時代 ~仕事と恋愛の革命的変化』 常見陽平著 宝島社
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