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今年で4回目、「家族」にこだわり続けるKAZOKU FES.が開催
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今年で4回目、「家族」にこだわり続けるKAZOKU FES.が開催

2013-10-15 19:00
    Filed under: 国内, 芸能, 音楽, デイタイム, アフター5, トピックス, ニュース homemade8.jpg

    今年メジャーデビュー10周年イヤーに突入したHOME MADE 家族が2010年に立ち上げた野外フェス「Reebok presents KAZOKU FES. 2013 powered by BOMBER-E」が10月12日(土)、彼らの地元である愛知県の蒲郡市で開催された。

    今年で開催4回目を迎えた同イベントは、子どもが楽しめるよう大人の立見を禁止するファミリーエリアを毎年設置するなど、日本で唯一"家族"にこだわり続けているフェスである。

    会場である「ラグーナ蒲郡 ラグーナビーチ」の三河湾に面した芝生が広がる緑地では、潮風が吹き抜ける中、リラックスした気分で様々な音楽を全身で楽しむことができた。

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    まずは沖縄出身のポップデュオ、GOLD RUSHが登場し、爽快なナンバーで快活にオープニングアクトを務めると、本日の主役であるHOME MADE 家族が早くもお目見え。今夏リリースした「SUMMER BORN!!!!!!!!!!」とヒット曲「少年ハート」を挨拶代わりにドロップし、ボルテージの上がった会場に向けて正午ちょうどに開会宣言。会場全体を埋め尽くしたファンの「家族フェス2013!スタート~!」のかけ声でゴキゲンな1日が始まった。

    トップバッターは、ハートフルでストレートなポップスが持ち味の3人組シクラメン。メジャー初アルバム『スルメ1』からの曲を中心に5曲披露し、フレンドリーなステージングで観客の手を右に左に振らせていく。続いて登場した3ピースバンドのWEAVERは、この日のために出演者の代表曲の一節を織り込んだメドレー曲を用意するほどの意気込みを見せ、胸が弾む軽やかさと艶っぽいメランコリーを併せ持つピアノロックを晴れ渡った大空に響かせた。

    3番手の福原美穂は、今年の夏フェスを共に回ったorigami playersを引き連れて出演。アリシア・キーズの「Girls On Fire」をレゲエ調でカバーしたり、R&Bスタンダードの「Stand By Me」をアコースティック調で聴かせたりと、ソウルフィーリングあふれる演奏でピースフルな空気をデリバリーした。

    4年連続出場となる九州男は、登場から4曲目までをメドレーで繋いでいく疾走感あふれるステージを披露。客席にタオルの花が咲き乱れ大きく揺れる。その後、自身の実体験から「昔は同じ志を持ち、今は違う方向を向いていても、支え合ってる人がいると思う」というMCの後、相棒との絆の大切さを歌った「背中合わせ」を熱唱。観客の心にともる感動の灯を揺らした。

    次は、メンバー全員が愛知県出身の6人組ご当地アイドル、チームしゃちほこ。地元のパイセン、SEAMOが作詞作曲した「首都移転計画」や、10月30日(水)に発売される新作『愛の地球祭』から新曲を披露し、若さバクハツ笑顔ハツラツなハイテンションのパフォーマンスで客席を盛り上げた。

    彼女たちからバトンを受けたソナーポケットは、エネルギッシュにステージを走り回り、「月火水木金土日。~君に贈る歌~」「好きだよ。~100回の後悔~」「365日のラブストーリー」などのヒット曲を連発。観客はeyeronの呼びかけに応じて、手を振ったり拍手したり、左右にステップしたりジャンプしたりして、どんどんひとつになっていった。途中DJのmattyがギターを弾いたり、バズーカでTシャツを客席に打ち込んだりする場面もあり、エンタメ魂あふれるステージだった。

    続いては、野外フェスへの参加が復帰後初となる華原朋美。オーケストラバージョンでリアレンジされた「I BELIEVE」「I'm proud」といった代表曲が伸びやかな高音で歌いあげられると、一気に会場のムードが華やぐ。ラストは復活の狼煙をあげたシングル「夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-」を堂々と披露。豊かな情感をたたえた歌声で一語一語噛みしめるように歌う姿は凜々しかった。

    昨年に続く出演となる Pia-no-jaC は、ピアノとカホン(打楽器)というシンプルな編成にも関わらず、ライブ現場で鍛え上げた圧巻のショーイズムでその場を自分たち色に染め上げてしまうインストゥルメンタルユニット。ジャズでもクラシックでもない斬新なハイブリッドサウンドとスゴ腕のテクニック、そして客席を煽りまくる大道芸的なパフォーマンスで観客の目を奪い耳をジャックし、大いに沸かせた。

    すっかり陽が落ち、ステージがまたひとつ違う顔を見せる時刻に現れたのは、SEAMOのマブダチ、シーモネーター。正装の天狗スタイルで登場し、シーモネーター節全開のコール&レスポンスを繰り返し、観客のコーフンを増幅させていく。その後は、SEAMOに早着替えし、「Fly Away」「ルパン・ザ・ファイヤー」「Rock This Way」「マタアイマショウ」といった新旧のナンバーを惜しみなく披露。会場を熱気に包み、観客を総立ちにさせ、トリのHOME MADE 家族にバトンを繋いだ。

    高揚感あふれるブラスサウンドで始まる「Sun Shade Love」で幕を開けたHOME MADE 家族のステージはのっけからパワー全開。「N.A.M.A」でSEAMOが登場すると客席は突然の3人のナマ合体にびっくりし、熱気も一気にヒートアップした。終盤には、これまでの10年間を振り返り、「これからもみんなを照らす光になるような音楽を作っていきたい」(KURO)というMCから10月23日(水)発売の新曲「ハシリツヅケル」を魂込めてパフォーマンス。アンコールではこれまで音楽を通じて出会ったすべての人たちに愛と感謝を送る「キミガイタカラ」のコーラスを観客全員+3人で大合唱し、会場がひとつになった。

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    フィナーレはHOME MADE 家族の「We Are Family」に乗せて、この日の出演者がステージへ。ステージの上も笑顔だし、観客も誰もが笑顔で、会場中に温かくてハッピーな空気が広がった。親と子、若者と大人が、それぞれの世代で愛する音楽を共有し、感動できる場所をつくりたいという願いを込めて開催されている「KAZOKU FES.」。世代やジャンルを超えたアーティストがお客さんと本当に一体となり、今年もまたここに、新しくて大きな家族の輪が生まれた。

    猪又 孝(DO THE MONKEY)

    【参照リンク】
    「Reebok presents KAZOKU FES. 2013 powered by BOMBER-E」オフィシャル・サイト
    http://www.kazoku-fes.com/2013

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