10年前「ドタキャン騒動」で世間を賑わせたロシアの女性デュオ「t.A.T.u」が活動を再開するようだ。当時のイメージ通り、女子高生風の衣装で撮ったCMが今月から放送される、と朝日新聞が報じている。
埼玉県戸田市の野球場に、白いシャツに赤いチェックのミニスカート姿で登場した「t.A.T.u」。当時と変わらぬ髪型や抜群のスタイルに落ち着いた雰囲気が加わり、大人の色気が漂う美しい女性へと成長。今回撮影されたのは、チョコレートブランド『スニッカーズ』のCMで、お腹が空いて機嫌が悪くなった野球少年が「t.A.T.u」になり態度が悪くなってしまうものの、スニッカーズを食べて機嫌を治す、という内容。機嫌が悪くなった野球少年もとい「t.A.T.u」が、ふてくされた態度でミットを投げ捨てロシア語(多分)で悪態をつく姿は、全盛期の「t.A.T.u」そのもので懐かしい光景だ。
「t.A.T.u」は、ユーリャ・ヴォルコヴァ(28)とリェーナ・カーチナ(29)による女性デュオ。99年に結成さると、日本の女子高生風の衣装に抜群の歌唱力、過激な発言や同性愛者といった設定で世界から注目を集めた。日本でも人気がでるが、音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)で生放送直前にドタキャンをすると、総バッシングをくらい人気は徐々に低下。その後の記者会見でも反省の言葉は出ず、いつしか日本のメディアから姿を消していった。
朝日新聞では、リェーナ・カーチナさんによるインタビューを掲載している。それによると、当時のドタキャン騒動について、当時のプロデューサーからの指示だったと説明。「私たちは彼の言うことを聞くしかなかった」と自らの非力さを振り返り「道徳心も足りなかった。自分たちの行いを本当に恥じています」と反省の言葉を述べ、アーティストとして日本での再始動を願っている姿勢をみせているようだ。
今回の活動再開をうけ、日本のネット上では
「子供いんでしょ」
「(29)・・・・・・・・」
「日本なめてるな」
「とっくに賞味期限切れ」
「ごめん もう需要ないんだ」
「良い歳して恥ずかしくないの?」
と手厳しい声が続出している。
日本の女子高生風の衣装で世界から注目を集めた「t.A.T.u」。日本なら、制服を着れば、何とかなると思ったのだろうか...。悪いイメージそのまま、もしくはそれを逆手にとった新たな手法で、アーティストとして日本で再始動出来るのか、今後の活躍に期待しよう。
【参照リンク】
・朝日新聞 ドタキャン騒動のタトゥー、活動再開 制服風衣装でCM
http://www.asahi.com/national/update/1016/TKY201310160397.html
・女性デュオ「t.A.T.u.」の今 ドタキャンから10年(朝日公式)
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xs8Jz16EAz4
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