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"美人すぎる市議"よりも最終的には、水道メーターの使用量がほぼゼロであったことにから"トイレはどうしていたのか疑惑の市議"として世間をにぎわせた立川明日香さんが、当選無効の理由となった「居住実態の有無」について、「実は住んでいませんでした」と初めて認める発言をしたのは、9月29日放送の『有吉ジャポン』(TBS系)のなかでのこと。

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「朝は必ずしもしない」
「水を流さない」
「外でしていた」
「トイレは使用ごとに流さず、"小"で一回で済ませるのは庶民の知恵です」

上述のような対応が話題になった立川さんですが、ネットでは「今更じゃんかよ。こんなのみんな知ってただろ」「居たなぁ。なんか懐かしい」と今ではもう"過去の人"状態。書籍『ノーモア立川明日香』においても、ジャーナリストの小川善照氏も立川さんから居住実態がなかったことを認めはするものの、謝るつもりもないという言葉を引き出しています。

本著において、立川さんは「基本的に世の中、虚無ですから!」といいながらも、あくまで自分は前に進み続けるポジティブな人間であると主張します。それに対し、今回セミヌード含む写真グラビアを撮影した女性カメラマン・インベカヲリ氏は、「彼女のいうポジティブは、楽観主義とは違う。手に入らないとわかった瞬間、完全に諦め、自分は振り回されない、と固く決意することである。それは前向きな生き方だけれど、いずれストレスとなって現れるような気がした」と社交的なようで、心を開こうとしない立川さんにもった違和感を語ります。

小泉進次郎氏をはじめ、いまだ世襲議員が圧倒的な政界において、「鞄(お金)・地盤(地縁)・看板(知名度)」の三バンを一切持たない状況で当選した立川さん。本著では、騒動の舞台となった新座市の元ベテラン市議・星川一恵氏が、「いろいろ言ったけど、いいところもあるんだから。彼女はね、感覚でわかってるの。原発問題にしたってね、真剣だったし。ああ見えて、優秀なんですから」と語るほど、周囲の人々に素質を期待されていた様子。

大前提として「居住実態」がなかったのは問題ですが、自身の体験に基づく養護施設や里親について、また一児の母であるリアリティから発せられる原発への問題意識という、彼女にしかできない主張もあったはず。彼女が自身の虚無を超えたとき、社会に対してどのような働きかけをするのか、注目です。

【書籍データ】
・『ノーモア 立川明日香』 小川善昭著 インベカヲリ★写真 三空出版

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