マフィア映画『マラヴィータ』の宣伝で来日した大名優 ロバート・デ・ニーロは、御年70歳になったが、若造がハダシで逃げ出すほど実にワーカホリックだ。シルヴェスター・スタローンとボクシングで戦う『Grudge Match(原題)』(13)や、ゴリゴリのマフィア映画『ジ・アイリッシュマン / The Irishman(原題)』、そして『タクシードライバー』(76)、『ミッドナイト・ラン』(88)、『グッド・シェパード』(06)の続編企画まで全力で質問した!
ボブはとにかく精力的だ。日本公開を確実に控える『グリフィン家のウエディングノート』(13)、『キリングゲーム』(13)、『アメリカン・ハッスル』(13)がまずは楽しみだが、今回の『マラヴィータ』を経て、ボブ自身はスライとボクシングで戦う『Grudge Match(原題)』(13)が楽しかった、おすすめだとデ・ニーロスマイルで熱弁する。「この映画では、僕とスタローンが、ボクサー役で戦うよ。お互いに若い時代があって、こういう映画で対面することは面白いよね(笑)。だって、あのロッキーと"レイジング・ブル"が戦うわけだ(笑)。しかもデジタル時代で、顔を若くも年寄りにも変えられて、楽しい経験だったな」。
古いボブのファンとしては、『マラヴィータ』で盟友マーティン・スコセッシとの再タッグに興奮したが、欲を言えば、スコセッシとは監督として共闘してほしい! そして、『レイジング・ブル』(80)、『グッドフェローズ』(90)、『カジノ』(95)のジョー・ペシも入れて、ゴリゴリのギャング映画を、来年にでも作ってほしいモノだ。ボブは「来年は無理だが(笑)、企画はある」と明かす。
そう、マフィアの殺し屋フランク・シーランの半生を描く『ジ・アイリッシュマン / The Irishman(原題)』のことだ! 「"I Heard You Paint Houses"を映画化しようと進めていて、ジョー・ペシ、アル・パチーノも出るよ。これは有名なジミー・ホッファが出てくるギャングモノで、そして監督はマーティー(スコセッシ)だよ」。
情報は、まだまだある! 『タクシードライバー』(76)、『ミッドナイト・ラン』(88)の続編企画だ!
「『ミッドナイト・ラン』(88)の続編は、若い脚本家が書いていて、これは実現しそうだ」とボブ。『ミッドナイト・ラン』(88)の続編、やるってよ! 一方、『タクシードライバー』(76)は、「ポール・シュレイダーが書こうとしたが、ダメだった(笑)。でも、また復活するかもしれないし、こういうことはわからないからね」とサラっという。ポール・シュレイダーこそ、『タクシードライバー』(76)の大物脚本家。ちなみに、『ウォーム・ボディーズ』(13)ジョナサン・レヴィン監督の確か師匠。これも可能性なくはない!
また、監督としても「監督作としては、『グッド・シェパード』(06)の続編が作りたい」と目を輝かすボブ!
「まだ具体的ではないが、テレビ映画になるだろうね。連ドラみたいに10話などのシリーズものにしたい。そういうドラマでは細かい点まで描写が可能だが、僕はどうしたって映画俳優なので、どうなるかはわからない。まだ現実的なハナシじゃないけれど、頭の中には構想があるよ」。
以上、ロバート・デ・ニーロ来日贅沢インタビュー! 世界の大名優は、めちゃくちゃ気さくだった。
映画『マラヴィータ』は、2013年11月15日(金)より、TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
【参照リンク】
・『マラヴィータ』公式サイト
http://www.malavita.jp/
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