「カップヌードル カレー」にピーナッツバターが、「カントリーマアム」には白あんが入っていることはご存知だろうか? 日常的に目にする商品のなかには、意外な原材料からできているものがある。もちろん、これは香ばしさやしっとり感を出すための企業努力だが、自分が普段食べているものの原料にまで目が向くことは意外と少ない。
近ごろは食品偽装表示が話題になっており、食の安心・安全について今一度考えることが求められている。地方自治体による食育イベントが全国各地で行われ、消費者が学べる場が増えていることが確認できるが、大規模なものはなかなか催されていないのが現状だ。しかし、複数の企業が協力することで可能になるケースもある。
10月27日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催され、3万人以上の来場者があった「こどもちゃれんじおやこパーク 2013 in YOKOHAMA」と「たまひよ ファミリーパーク」。このイベントでは、ベネッセが自社の幼児教育事業「こどもちゃれんじ」の会員に、各分野の企業の協力を得ながら親子で一緒に楽しむことができる様々なコンテンツを提供した。
人気を集めたのは、各分野のプロフェッショナルたちと一緒に様々な体験ができる「あそびひろば」コーナーでのワークショップ。カメラメーカーの富士フイルム、菓子メーカーの明治などの協賛企業がブースを設置し、自社製品を通して遊びながら学べる場を展開した。
そのなかで、子どもはもちろん大人までも盛り上がりをみせたのが、丸美屋食品工業が出展した「自分だけのふりかけづくり」ブースだ。自然由来の素材の「たまご」や「ごま」などを調合し、オリジナルのふりかけを作る体験は、食材への関心を高める貴重な機会になったといえる。
幼少期から食への関心を高めるのは重要なテーマ。今後はさらに地域や企業が協力し、食について学べる場が増えていくことが予想される。
【参照リンク】
・こどもちゃれんじ おやこパーク 2013 in YOKOHAMA
http://kodomo.benesse.ne.jp/cp/25/oyakofes/
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