ディズニー・アニメーション最新作『プレーンズ』は、大人気シリーズ『カーズ』の世界にインスピレーションを受けた、飛行機のダスティが主人公の胸熱作。そのプロデューサー、トレイシー・バルサザール=フリン氏が来日した。『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95)のファンという彼女に、大胆な質問攻撃! それにしても美しくて、マイッチングだ。
飛行機だが高所恐怖症という主人公のダスティが、その苦手を克服してレースで優勝を目指す物語。友情、恋愛、確執、挫折、成長などなど、映画的感涙ポイントをバランスよく散りばめ、この冬休み、成長期のキッズに是非とも見せたい教材作だ。ヒコーキ映画なのでとりわけ飛行シーンの臨場感はライド感満点で、「飛行機がキャラクターの映画なので、飛行シーンをとにかく正確に描くことがキモでした」と美魔女トレイシーもうなずく。「そこをリアルに描かなければ、観客がストーリーに集中して世界観に入っていくことが難しいと判断したわ。重要なことよ」とプロデューサーの目。おかげで感情移入チリバツっす。
参考にしたか定かではないが、このトレイシー、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95)の大ファンだそうだ。「あれは――たまたまだったけれど、最初に買った日本のアニメーションのDVDが、攻殻だったの。アニメーション業界でキャリアをスタートした直後のことで、まさしく一目ボレ状態ね」と遠い目。
「作品を一目観て、その映像、世界観に心奪われたわ。DVDを買って何度も何度も観ている」と本気のファンだ。そうだ、いっそのこと、いずれディズニー・トゥーン・スタジオでリメイクするというアイデアは、いかがでしょう?
これを聞いたトレイシー、「(笑)! もちろん、ディズニーで働いているからと言って、ディズニーのアニメーションしか観ないわけじゃないのよ(笑)。本当に攻殻の大ファンなのよ!」と否定はしないぞ。そういえば『プレーンズ』の本編には、『パール・ハーバー』(01)級の戦争シーンもありましたな。ここは、ディズニー内でゴリゴリのハードコアなレーベルを立ち上げましょうよ! 「うーん、ディズニー・アニメーションは家族向けのエンターテンメントが基本なので、その路線自体が変わることはないと思うの(笑)。だから、答えは"イエス"じゃないわよ(笑)」。そりゃそうですよね。ただ、ディズニー・トゥーン・スタジオの今後の動向、そして新作は、彼女の目の黒いうちは楽しみすぎるってこと!
映画『プレーンズ』は、全国2D・3Dにて大ヒット上映中!
【参照リンク】
・『プレーンズ』公式サイト
http://www.disney.co.jp/planes/home.html
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