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【ジャニーズ定期速報】SMAP中居が舞祭組の衝撃曲『棚からぼたもち』に込めた鉄板な狙い
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【ジャニーズ定期速報】SMAP中居が舞祭組の衝撃曲『棚からぼたもち』に込めた鉄板な狙い

2014-01-14 00:00
    Filed under: 国内, 芸能, ビジネス, 音楽

    2013年12月に発売されたKis‐My-Ft2からの派生ユニット「舞祭組」のシングル『棚からぼたもち』。オリコンシングル週間ランキングで最高位2位(1位は、AKB48の『鈴懸~』)を獲得したこの曲は、ジャニーズ関連の"シングル"としては異例のコミカル色全開の1曲だ。



    北山・藤ヶ谷・玉森という3人の活躍が目立ち、千賀・宮田・横尾・二階堂の4人がフィーチャーされる機会が明らかに少なかったキスマイ。そのメンバー内格差をテレビ番組の中で度々"いじって"いたのが先輩のSMAP・中居正広であり、同曲はそんな中居によってプロデュースされた。

    スター集団であるジャニーズにおいてはかなり斬新である、「グループの中の目立たない(とされている)メンバーたちが、そのマイナスな要素を利用して結束し、新たな曲を出す」という自虐的なコンセプトだが、実際にはかなり以前から繰り返されている手法ともいえる。

    まずお笑い界でいえば、80年代の漫才ブームの時期にビートきよし・松本竜介・島田洋八という人気コンビのツッコミ担当で結成された「うなずきトリオ」や、ヘキサゴンファミリーから生まれた人気ユニット「羞恥心」に対抗するようにバラエティ番組『はねるのトびら』の中で結成された「悲愴感」など。

    そしてアイドル界でも、ももいろクローバーZの中で有安杏果と高城れにによって"事務所に推され隊"というユニットが組まれていたり、AKB48には目立たないメンバーたちにもチャンスが与えられる「じゃんけん大会」が存在していたりする。

    これだけ繰り返されているということはつまり、一言でいえばこの「目立たない人に光を当てる」という手法は、グループの活動に対してファンが抱いているマンネリな気持ちを解消させ、またグループ全体に新たな刺激を加える"鉄板"な手法なのである。

    そんな、話題になること間違いなしな状況で作られたこの『棚からぼたもち』。作詞作曲は中居、そして"宮下兄弟"が担当している。宮下兄弟というのは、2005年まで活動していたミクスチャーバンド「JINDOU」に所属していた宮下浩司と宮下昌也の兄弟で、SMAPの2008年発売のアルバムには、中居のソロ曲である『宮下がつくったうた』という1曲も収録されている。

    兄の浩司は、あの『マル・マル・モリ・モリ!』(2011年・薫と友樹、たまにムック。)を作詞作曲した人物でもあり、エンターテイメント性あふれるコミカルな楽曲の制作を得意としている。『棚からぼたもち』も、一度聴けば耳から離れない、ヒーローソング風のキャッチ―な1曲となっているが、誤解をおそれずにいえば、ありきたりな印象が否めない曲調だ。

    しかし、そのような曲になった背景には、中居の確固たる思惑があるようだ。中居はラジオ番組『中居正広のSome girl' SMAP』(ニッポン放送)の中で、同曲について「ライブでお客さんが楽しめるような曲にした」と説明している。中居は以前、同番組で「SMAPの全仕事の中でいちばん大事なのはライブ」と語ったほど、ライブを大事にしている人間だ。北山・藤ヶ谷・玉森の3人の名前の一部が合いの手として入る同曲。ライブにおいて、ファンが笑顔でコールしながら参加する姿は容易に想像でき、中居はキスマイのライブにそのような"鉄板"な曲を与えようとしたのかもしれない。

    そんな"鉄板"な要素満載の『棚からぼたもち』。舞祭組の4人が同曲を機に飛躍のチャンスを掴めるか、注目したいところである。

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