1月13日からスタートしたフジテレビの月9「失恋ショコラティエ」。累計発行部数100万部を超える水城せとなの同名人気コミックをドラマ化した今作は、キャストの豪華さや過激な妄想シーンも相まって話題となっている。中でも注目すべきは、天然小悪魔・紗絵子(石原さとみ)と、彼女に身も心も翻弄される主人公・爽太(松本潤)の関係性だ。
高校の頃に一目惚れして以来、紗絵子は爽太にとって絶対的マドンナ。献身的な努力の結果、交際にこぎ付けるが、紗絵子が元カレと復縁していたことが発覚し、無残にも散るという鬼畜展開。これがキッカケとなり、紗絵子の大好きなチョコレートで彼女を振り向かせるため単身渡仏し、一流ショコラティエになって凱旋帰国する。しかし、そんな彼を待ち受けていたのは、紗絵子の突然の結婚報告と挙式用のスイーツを全面プロデュースしてほしいという鬼オーダーだった・・・
普通ならここで「いままでの俺の努力は...」と自暴自棄になってしまいそうだが、爽太は紗絵子の好みを考慮したオリジナルメニューを見事完成させ、完璧な仕事ぶりを披露するわけだ。ビジネスの世界では、私的感情をおさえクライアントの求める100点をたたき出さなければならないケースが多々ある。一人の職人としてタスクを完遂する爽太は、まさにビジネスパーソンの鑑なのだ!
紗絵子は、人妻になっても常連として爽太の店に訪れるけしからん女なわけだが、彼は同僚に彼女を以下のように説明している。
「サエコさんはミーハーなノリで新しいものには飛びつくけど商品に対してはシビアだし、気に入ったものは何年でもリピートするよ。いくら友達のお店だからって気に入らなかったものは二度と買わない。そういうところは信用できるよ、あの人」
意中の女性が常連で来てくれたら、ついつい仕事を忘れ「オレのこと好きなんじゃね?」とか思ってしまう男は多いだろうが、ここで客観的に分析できるのは爽太が一流の職人だからだろう。
また実はこの爽太、紗絵子一筋に見えて、フランス滞在中は多くの女性とよろしくやったり、"片思い仲間"のモデルの女性と大人の関係になっていたり...。その過程で、語学習得もしているし、人生のすべてを仕事スキル向上につなげる一流の社畜である。たかが恋愛ドラマと侮るなかれ、ビジネス界での生存術が意外なところに転がっているのだ。
ビジネスパーソンは、月曜9時には仕事を一旦止めてドラマを見てみるのもいいかも!?
【参照リンク】
・失恋ショコラティエ-フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/chocolatier/index.html
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