インドネシア&日本の共闘作『KILLERS/キラーズ』でサイコキラーを怪演した北村一輝が、アジアで勝負作を撮るというインドネシア映画界の高い志に共鳴したことを回想するとともに、我が国でも世界標準の映画を目指すことの重要性を改めて認識したことを明かした。
北村は本作のスタッフと初めて会った時、「英語圏のなかで、アジア映画というものの真髄を見せたい」という熱い想いを感じたという。そして、その強敵と勝負するために、『KILLERS/キラーズ』という題材は最適でもあったのだ。「感動するようなドラマではなく、まさしく勝負しやすいジャンルが『KILLERS/キラーズ』だったわけで、僕たちはここまでの映像を実際に撮れますよと。その言葉を聞いて、わかりましたと言うだけでしたね」。
東京とジャカルタを舞台に内なる狂気を覚醒した者たちが殺しに興じるショッキングなストーリー上、派手で危険なアクションが多い。しかも、インドネシア映画のソレは本気汁全開で、「前が見えない状態で車の運転をするとか、日本映画ではあり得ない手法が多かった(笑)」と過激な現場だったそうだが、「それでも、辛いと思うことはなかったですね」と言う。「とにかく、世界しか見ていない気迫が実に心地良かった。それがすべてですよね」。
確かに、映像のパワーが違う。『KILLERS/キラーズ』には日本映画の伝統的な技術や文化が注入されていると同時に、インドネシアという異文化の要素が混ざり合い、既視感ゼロの衝撃映像が待っている。「世界を意識した映画を作る現場を体験でき、本当に刺激を受けました。その刺激を、映画館で味わってほしいです」とラストにメッセージを投げる北村。映画公開後の反響が、実に楽しみな問題作の誕生だ!
映画『KILLERS/キラーズ』は、2014年2月1日(土)より、テアトル新宿、テアトル梅田ほか全国順次ロードショー!
【参照リンク】
・『KILLERS/キラーズ』公式サイト
http://www.killers-movie.com/
・『KILLERS/キラーズ』特集
http://news.aol.jp/special/killers/
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