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1月17日、週刊ヤングジャンプ(集英社)にて連載中の人気漫画『キングダム』の最新刊、第33巻が発売された。


同作は原泰久が手がける春秋戦国大河ロマンコミック。舞台は500年の争乱が続いた紀元前。物語はこの古代中国混沌の時代に、大将軍を目指す少年・信(しん)と後に始皇帝となる秦王・政(せい)が中華統一にまい進するというものだ。王道ストーリーではあるが、史実に忠実でありながらもフィクションとしての面白さを忘れさせない展開や、ついつい感情移入してしまうキャラクター設定など、その魅力は数多い。
この『キングダム』、実は各所に我々ビジネスマンが参考にするべき世界観が組み込まれているのだ。

例えば、第一話で信の幼なじみであり「天下の大将軍になる」という同じ志を持つ盟友・漂(ひょう)は、こんなセリフを放っている。
「戦いで全てを奪われた分 俺達も戦いで奪い取る」
作中、信たちの成長は、数々の"戦"を通して描かれている。彼らは戦いに挑むことで、武力だけでなく人間としての器量も大きくなっていくのだが、もちろん時には敗れ、涙することもある。しかし明確に勝ち負けがつくからこそ、「負けても、次は何が何でも勝つ」と、勝利の二文字にこだわることができるのだ。

常に勝敗がつくという点でいえば、我々ビジネス現場でも同じことが言える。プレゼンひとつをとっても、勝つ人がいれば、負ける人もいる。そして勝たなければ仕事はもらえず、食っていくこともできない。
一人前のサラリーマンなら、信たちのように常に勝負にこだわり続けていたいもの。中華統一とまではいわないが、会社で天下をとるくらいの大志を抱いて、仕事に励むべきだろう。

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