アメリカ最大のスポーツの祭典、第48回スーパーボウルが現地時間2月2日に行われ、試合はシアトル・シーホークスが43対8でデンバー・ブロンコスに圧勝したわけだが、アメリカ国民の3分の1が視聴するオバケ試合だけあって、放送中のCM枠がバカ高いことでも有名。年明けあたりからどの企業がどんなCMを流すかは今年も大いに話題となったものだ。
そんな中、コカ・コーラが流したCMが放送後、ネット上で賛否両論を巻き起こす騒ぎとなっている。
このCM、アメリカ人にとっては第二の国歌ともいわれる愛国歌「America the Beautiful」を、いろんな国の人がスペイン語、中国語、タガログ語など、自分の国の言語で歌うというシンプルなもの。
これに対しネット上では、アメリカ愛国歌を英語以外の言語で歌うのはいかがなものか、という意見がもちあがり、ツイッターでは「#boycottcoke」のハッシュタグができるほどおおごとに。
とはいえ好意的な賛成意見や擁護意見のほうが多く、
「いいCMだと思うよ」
「このCMが嫌だって人、ほんとにいるの??考え古すぎ」
「実際、今のアメリカは人種のるつぼなわけだし、まさにこのCMの通りだと思うけど」
など、アメリカの今をリアルに感じさせる良CMなのでは、というコメントが寄せられている。
コカ・コーラが今回打ち出したCMには同性愛者や移民たちが登場する。文化や人種、言語の多種多様さを肯定し、ここまでお金をかけ、しかも1分間という長さで訴えたCMがスーパーボウルで放送されたのは恐らく初めてではないかと言われており、そういった意味でも話題となったようだ。
【参照リンク】
・Coca-Cola - It's Beautiful - Official :60
https://www.youtube.com/watch?v=443Vy3I0gJs
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