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ロンドンブーツ淳が生み出したギリギリ嫌われないツッコミ・司会術
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ロンドンブーツ淳が生み出したギリギリ嫌われないツッコミ・司会術

2014-02-07 12:00
    Filed under: 国内, 芸能, 連載, 仕事術・ライフハック

    2月1日に放送されたテレビ朝日55周年特番『 バラエティ司会者芸人 夢の共演スペシャル』では爆笑問題、さまぁ~ず、雨上がり決死隊、ネプチューン、千原ジュニア、ココリコ、ロンドンブーツ1号2号、有吉弘行、タカアンドトシという人気バラエティ番組で司会を務める芸人たちが一夜限りの共演を果たした。


    全編、貴重で興味深い内容だったが、中でも「お互いをどう思っているのか」打ち合わせで話したことを発表するというコーナーは出色だった。

    その中でネプチューン名倉は、ほとんど共演経験のないロンブー淳について、「淳は自分と同じく仕切り役をしているが、自分と違いツッコむ時も大体は笑顔。笑顔の姿しか思い浮かばない」と指摘した。「強いツッコミもすべて淳って笑顔が多いじゃない? だから全部マイルドにみえて、そんなキツくみられへんというか。怒ってるイメージはないじゃない、淳に」と。

    確かにキツめのツッコミをする時も淳は常に笑顔だ。
    それについて淳は「ゲラなんです。(相手が)スベってても面白いし、面白いこと言ったらホントに面白いし」と笑顔である理由を語るが、それだけではないだろう。
    淳が先輩たちに褒められているのを誰よりも嬉しそうに微笑みながら聞いていた相方の亮は「みんなよう見てくれて嬉しい」と言いながらも「俺が一番解ってる」と胸を張り、その転機を明かす。
    「(『ロンドンハーツ』の)『格付け』やってからぐらいから、そういうの(笑顔ツッコミ)になりましたね」

    実際、淳自身もMCとして認められたのは「格付けしあう女たち」からだと以前インタビューで語っている。
    「10人の女性をMCとして回したら、他でもMCやってくださいと頼まれだしたんです。そこからだと思いますね。『あ、俺MCやっていいんだ』って」

    番組プロデューサーの加地も同意する。「それまではスタジオ収録で2人が司会っぽくなると、まあ受け入れられなくて数字がすごく悪かった。見ていて、すわりがよくなかったんでしょうね。それが『格付け』で収まりがよくなった」(『Quick Japan』Vol.97)と。

    「格付け」はどうしても企画の性質上ギスギスしてしまう。その中でも、ギリギリのラインを聞き出さなければならない。そのために淳が生み出したのが、キツいツッコミを笑顔でするという司会術だったのだ。
    「あの空気をどうにかしようと思って、俺は(淳が笑顔ツッコミを)生み出したんだと思ってます」
    と分析して語る相方の亮はどこか誇らしげだった。

    文=てれびのスキマ(http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/)

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