• このエントリーをはてなブックマークに追加
渋谷若者カルチャー復活を担う、ギャル新世代「悪羅(おら)ギャル」とは?
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

渋谷若者カルチャー復活を担う、ギャル新世代「悪羅(おら)ギャル」とは?

2014-02-18 23:00
    Filed under: 国内, 暮らし・車, ファッション, カルチャー, かわいい

    渋谷をギャルファッションで席巻した「egg」から、今、ブームを迎えている原宿系ファッションまで数々のファッションをメディアに押し出し、海外にも影響力を放つストリートカルチャーの賢人、米原康正氏を知っているだろうか。
    米原氏は現在、中国版Twitterである「新浪微博」のフォロワー数190万人超(2013年12月20日現在)。編集者、クリエイティブディレクター、DJと数々の肩書きを持ちながら、「チェキ」を使い、時代の潮流の中でリアルに輝くかわいい「オンナのコ」を切り取り続けたフォトグラファーでもある。

    そんな米原康正が被写体に選んだのは「悪羅(おら)ギャル」と呼ばれている、みぽちだ。


    「俺がずっと追っかけているのは、自ら発信源になるような子。消費者になってしまう女の子には興味がない。元々、ギャルのミニスカにルーズソックスだって、クラスに1人いればいいほうだったと思うんだよ。それが1人だけ違う格好してるってことで、バカにされたりしながらも根性持って自分がカッコイイと思うことをやってきた。
    今、渋谷に元気がなくなってきているのは、そういった自分から発信できて流行を作れるタイプの女の子が減ってきているんだよね」。

    そこで米原が「今、面白い」と思った女の子こそが、みぽちというわけだ。
    「俺は青文字系って言われるきゃりー(ぱみゅぱみゅ)とか、原宿の子たちも撮っているけど、その子たちだけでファッションは成り立っているわけじゃない。その正反対を考えるとやっぱり、みぽちみたいな『悪羅ギャル』だと思うんだよ」。



    「悪羅ギャル」に何故、米原は注目するのか。

    「まずは、こういう子たちって地方に行けば必ずいるっていうところ。彼女たちが着ているようなジャージのセットアップとかもさ、既に"ジャージカルチャー"として成り立ってる。
    海外だと、未だに『RUN DMC』みたいなのがカッコイイって黒人のジャージカルチャーがスタイルとして認められているのに、日本人が同じことをすると認めない。俺は全く同じことだと思っているんだけどね。で、ジャージってみんな部屋着にするくらい、着るのが楽なモノじゃん?そんな楽に着ているモノをオシャレにしていけばどうなるのか?派手にして目立つようにしていけばどうなるのかを、『悪羅ギャル』が着ている『THIRTEEN JAPAN』とかは体現している。それって日本独自のカルチャーだし、スゲーことだと思うんだよね」。

    実際に、みぽちがセットアップを着た画像をブログにアップすれば即日300着が完売、このブランドのセットアップジャージは20000円とジャージとしては高価格帯の商品だが、5000着以上を実売しているという。



    「そう言った、ちゃんとあるモノを無視するのって俺は嫌いなんだ。リアルに街やローカルの中になじんで、なおかつ目立つ"オンナのコ"が時代を作って来たのに、"ジャージカルチャー"というファッションではなくスタイルとして既に確立しているものを無視して、ファッション業界ってそこに関係ないものを持って来たりするからさ」。

    そこで、どうしてファッションの最先端と呼ばれ続けていた渋谷が、現在、元気がなくなってきてしまっているのかというところに米原の話は繋がる。

    「本当にギャルって呼ぶべきなのは20代後半以上の世代の子たちなんだよ。それを無理矢理、若いオンナのコたちに当てはめようとしてもムダ。
    彼女たちを表現する新しい言葉を作らなきゃいけないのに、単純に市場やファッションブランドが彼女たちのスピードについていけていないんだよ。今は個性主義とでも言うのかな。自分に似合うものしか着ないもん。
    だから作る方もゴリゴリの個性やキャラを用意して勝負しないといけないのに、それが全くできていない。
    例えば『THIRTEEN JAPAN』もさ、コレ着てますって一発で分かるアイコンみたいなものだから。コレってやっぱり必要なものなんだよね」。

    続けて、ストリートを見続けて来た男だからこそ語れる言葉が溢れ出す。
    「今は原宿のカルチャーのほうが圧倒的に強いけど、原宿とか青文字系のファッションって女らしさとかセックスアピールを一切無くしたモノなんだよね。
    けど、これまでのブームを見ていると原宿と渋谷、交互に来ている。渋谷系のセックスアピールが強い子たちの流行がまた形を変えて絶対に来るし、『悪羅ギャル』もその形のひとつだと思っている。
    けど、今の渋谷は消費者にとって便利な街になりつつあってさ、カルチャーの匂いのする裏路地とかは少ないんだよね。
    そうなったら、渋谷は軽井沢みたいに名前だけが残った街になってしまうと思うんだ。軽井沢って昔はスゴく文化を持ったブランドイメージのある場所だったのに、今じゃただの観光地だし、全国区の店ばっかになって、ただ消費をするだけ、むしろ消費されつくした結果、若者たちのカルチャーが何も無い街になってしまっている。
    渋谷がそういった街にならない為にもカルチャーやスタイル、日本的な言葉に言い換えれば伝統を持っている『悪羅ギャル』たちのかわいさとかツヨさに注目していきたいんだよね」。

    【参照リンク】
    ・米原康正 公式サイト
    http://loveyone.com 
    ・みぽち オフィシャルブログ
    http://ameblo.jp/mipotimipoti/ 

    ■関連リンク
    【女子向け恋愛コラムパトロール】地味系女子ブームなんて来てる?
    女子向け恋愛コラムを元メンズファッション誌編集長と500人斬りナンパ師が斬る!
    【女子向け恋愛コラム斬り】女友達を異性として意識した時が「一緒に入浴」てw











    Permalink

     | Email this | Comments

    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2014/02/18/oragal/
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。