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バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井に描かれた、ルネサンス期の芸術家ミケランジェロによる巨大な作品「アダムの創造」をご存知だろうか? そんな歴史的芸術作品を、なんとマシュマロで再現してしまった女性がいる。


このレプリカは様々な食材を使ってアートを生み出すクリエイター、ミシェル・ウィボヲさんの最新作で、原寸大レプリカを「いわゆるスイーツな系の食材だけで作ってしまおう!」というコンセプトで作成されたもの。

オリジナルが巨大なだけに、約1万個のマシュマロや、もはや天文学的数のケーキ用装飾で色合いまで忠実に再現されているから驚きだ。もちろん、相応の絵心もなければ不可能なワザである。

【動画】https://www.youtube.com/watch?v=F2Q2PNn0L2w


ミケランジェロの没後450年を記念して作られたというこの大作、名付けて「アダムのベーキング・ケーキ」の完成には、なんと168時間も費やしたんだとか。巨大なキャンバス上にあるのは、接着剤として使用したバターとヴァニラのアイシングを含め、すべて食べられるスイーツだ。

「細かい色を丁寧に並べていく作業は、神経も体力も使うし大変でした。でもミケランジェロは礼拝堂の天井を見上げて、4年間も絵の具を顔に滴り落ちさせながら、無数の細かい絵を描き続けたの。そのことのほうがよほどの偉業だと思います」

と、謙虚に語るミシェルさん。現在ロンドンの聖パンクラス教会に展示されている同作は、いずれチャリティのためにオークションに出品される予定だ。

短気でカッとなりやすい性格だったというミケランジェロ。数百年後に自身の作品がスイーツで再現されるなんて知ったら、一体どんな顔をするだろうか...。

【参照リンク】
・Food Artist Creates Edible Replica of Michelangelo's "The Creation of Adam" Using 10,000 Marshmallows
http://www.odditycentral.com/foods/food-artist-creates-edible-replica-of-michelangelos-the-creation-of-adam-using-10000-marshmallows.html 

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